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沈黙どころか…。

 2つ下のコラム「それでもまだ沈黙している人々。」に「もうひとつ、沈黙している組織がある。日本プロ野球選手会だ。」と書いたが、訂正する。
 今日10/27発売の週刊ベースボール(2004.11.8号)の連載「選手会通信Vol.83」は、「ドラフト制度再論ーー一場選手のこととドラフト制度のこれから」と題して、この事件を機に球団側は反省してドラフト制度を改正すべき(完全ウェーバー制導入を含む)という主張を展開している。
 この連載、誰が書いてるのか知らないが(常に無記名)、いつも、現役プロ野球選手の現場の体温がまったく伝わってこないという点ではオーナー会議や実行委員会と同じくらい味気ない。今回も、裏金問題にはまったく無関係な第三者という立場で正論が展開されているのだが、…以下は下のコラムの繰り返しになるので省略して、一言だけ感想を述べておく。

 恥ずかしくないのかな。

 これを読んでると、選手会のメンバーには裏金をもらってプロ入りした人間は一人もいないんじゃないかと、うっかり信じそうになってしまう。それならそれでいいんだけど、もしそうではないのにこんな文章を公表しているのだとしたら、まるで依頼人の利益のためなら犯罪者を無罪にすることも厭わない弁護士のようですな。

追記
 11/11付の各新聞に、以下の内容が報道された(引用は毎日新聞)。

学生野球協会:
不祥事の処分決定 2監督に無期謹慎−−ドラフト絡みが3件

 日本学生野球協会は10日、24件(高校21、大学3)の不祥事の処分を決めた。うち3件(高校1、大学2)がプロ野球のドラフト(新人選択)にかかわる金銭授受。02年ドラフトでヤクルトに入団した部員の契約金の一部を受け取ったとされる東農大生産学部の監督、同じ年のドラフトでヤクルトに入った系列大の部員の契約金の一部を一時的に預かった専大北上(岩手)の監督を無期謹慎処分にした。東農大生産学部の部長も1年の謹慎とした。また、プロ球団から部員が現金を受け取っていた明大について、「退部後も次々に受け取りが発覚した」として、部を警告処分とした。(以下略)

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/ama/news/20041111ddm035050026000c.html

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コメント

sportivaの最新号に次のドラフトが完全ウェーバーだったらどうなるか、そして松坂が目玉だった98年ドラフトが完全ウェーバーだったらどうなっていただろうかというシミュレーションしてみた記事があります。

実は完全ウェーバーは公平なようで12番目と13番目が連続するので11人もとられた後ですが、この連続性があるおかげで結構おいしい思いもするのではないかと思います。

完全ウェーバーの場合、今の日本では禁止されている移籍前提の獲得交渉や、交渉権を譲渡するシステムを確立しないといけないですよね。多くの選手が入団拒否したら成り立たなくなりますので。

投稿: エムナカ | 2004/10/30 06:24

そうですか。読んでみます。でも、98年のシミュレーションを今やるとなると、どうしても今の成績を意識してしまいそうだ(笑)。

>完全ウェーバーの場合、今の日本では禁止されている移籍前提の獲得交渉や、
>交渉権を譲渡するシステムを確立しないといけないですよね。
>多くの選手が入団拒否したら成り立たなくなりますので。

かつて阪神は、ドラフト1位指名した江川を元手に小林繁を手に入れましたが、
ああいう形のトレードを合法化するということですね。
この種のトレードの成否は、ゼネラルマネジャーの手腕によって相当な差がつきそうですね。

投稿: 念仏の鉄 | 2004/10/30 10:44

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