佐藤優『国家の罠』新潮社
本書には「外務省のラスプーチンと呼ばれて」というサブタイトルがつけられている。その異名だけを記憶している方もいるかも知れない。
著者は、かつて外務省のロシア分析の第一人者であるとともに、鈴木宗男・衆院議員の側近と呼ばれ、背任と偽計業務妨害という2つの罪に問われて逮捕された人物だ。今年2月17日に東京地裁で有罪判決を受けたが、佐藤は終始、罪状を否認し続けており、現在も係争は続いている。
小泉政権の発足とともに、田中真紀子が外務大臣に就任したのが2001年4月。以来、田中と外務官僚、そしてロシア外交に深く関与していた衆院議員(当時)・鈴木宗男との三つ巴の暗闘が繰り広げられたことは記憶に新しい。
それは、翌年1月に田中外相と野上事務次官が更迭され、鈴木宗男が衆院議運委員長を辞任するまで続いた。佐藤はこの年の5月に逮捕され、6月には収賄容疑で鈴木宗男も逮捕された(昨年11月に有罪判決を受けたが控訴中)。
正直なところ、田中・鈴木の闘争がマスコミで面白可笑しく取り上げられていた当時は、あまり関心を持てずにいた。田中の言動のあまりの支離滅裂ぶり、テレビ映像で見る鈴木のアクの強さ。すっかり毒気にあてられ、かかわりあう気を失っていた(だから、佐藤や鈴木の容疑についても、本書を読むまでよく知らなかった)。
ただ、佐藤優という人物についてだけは若干の関心を持っていた。確か産経新聞だったと思う。佐藤の情報収集・分析の辣腕ぶり、ロシア政界の要人たちへの尋常でない食い込み方を紹介しつつ、ノンキャリア(出身大学は同志社大)であるために省内では実力に比して冷遇されてきたこと、ロシア外交に意欲を持っていた鈴木が、その佐藤に目をつけて重用してきたことなどを、「有能なノンキャリア官僚の悲哀と陥穽」というトーンで描いた記事を読み、日本にもそんな有能な情報のプロがいたのか、という認識を新たにした記憶がある。
佐藤を直接知る人物による記述もネット上に見ることができる。橋本内閣で総理大臣秘書官だった江田憲司衆院議員は「本当の意味での「諜報部員」としての佐藤氏の「生きたロシア情報」には、余人に代え難いものがあった」と書き、北海道新聞の高田昌幸記者は、「その深い洞察力にはいつも驚かされた記憶があります」と評価している。ロシア専門家としての能力の高さについては、疑う余地がないようだ。
その佐藤優が、ロシアにおける仕事ぶりや、鈴木宗男との関係、そして512日間に及んだ勾留と、検察官との取り調べのやりとりを詳細に記したのが本書だ。
一読して感じるのは、徹底した冷静さである。冷徹、といってもよい。
文章はあくまで明晰であり、ほぼ一切の情緒を交えず、淡々と事象とそれに関する分析を積み上げていく。事実と推測(あるいは願望)を混同する類いの愚を犯さない。『国家の罠』というタイトル、「これは国策捜査だ」という帯の惹句から想像されるような扇情的な記述は一切見当たらない。
上述のように、佐藤はノンキャリア官僚であり、しかもこの事件では外務省にあからさまに切り捨てられた。
(容疑の詳細は省略するが、背任罪とされる行為では、佐藤が省内で然るべき手続きを取り、上司の決裁を受けていることを裁判所も認めている。それが犯罪になるというのは、つまり外務省が組織防衛のために佐藤の首を差し出したということだ)
にもかかわらず、本書には外務省や上司に対する恨みつらみやどろどろした情念は、ほとんど感じられない。佐藤の冷たい怒りは、あくまで彼の言動や事実関係として記述されるにとどまる。このような状況に置かれた人物としては、驚くべきことだ。
この冷徹さは、おそらくは佐藤が「情報屋」としてのキャリアを積み重ねるうちに身に付けるに至った職業的特質なのだろう。
(「情報屋」という言葉は、一般には「情報の売人」という意味で用いられることが多いが、佐藤は本書で、おそらくは「情報の専門家」という意味で、こう自称している)
本書で佐藤は、ほとんどすべての登場人物の初出時に、彼自身の評価や分析を交えた外観や特徴を簡潔に記している。この人物紹介の手際の良さ、人物観察の鋭さには舌をまく。これほど手際よく人物を登場させることができる小説家が、どれだけいるだろう。人を観察することが、彼が長年携わってきた仕事の基礎だったのだということが、よくわかる。
このように本書にちりばめられた何気ない記述は、佐藤の「情報屋」としての実力を伺わせる。
冷静なだけでなく、佐藤は強靱な精神力の持ち主でもある。
エリートと呼ばれる人々ほど、犯罪被疑者として逮捕されること、取調室で警察官や検事に罵声を浴びることに対して耐性がなく、いったん「落ち」た後は、検察側の筋書き通りに何でも喋るようになる。そういう意味のことが、検事や弁護士の談話として、本書の中に何度か出てくる。
佐藤にしても、大学院で神学を勉強し、外務省に進んでからは官僚として暮らしてきた。犯罪とは無縁の世界で暮らしてきたはずだが、しかし、逮捕から一貫して犯罪を否認し、鈴木の逮捕にあたっては拘置所内で48時間のハンガーストライキを完徹し、法廷では堂々たる「国策捜査論」を展開し、有罪判決から間を置かずに本書を刊行するという、驚くべき耐性を示している。
これほどの強靱さの理由として考えられることのひとつは、彼がロシアの専門家だったことだ。彼の人脈の中には、かつて政治犯として逮捕された経験のある学者や、失脚と復権を繰り返した政治家が、いくらでもいるはずだ。開巻早々にも、「モスクワで親しくしていたソ連時代の政治犯」の次の言葉が引用されている。
「強い者の方から与えられる恩恵を受けることは構わない。しかし、自分より強い者に対してお願いをしてはダメだ。そんなことをすると内側から自分が崩れる。矯正収容所生活は結局のところ自分との闘いなんだよ」
彼がもっとも大事と考えている人脈が、こういう人々によって形成されているなら、彼らは佐藤が逮捕されたことよりも、その後の身の処し方の方を重視するに違いない。
「私の乾いた情報屋としての冷徹な計算も働いた。自分の盟友を『犯罪者だ』となじり、自己の無罪主張をするようになれば、私と親しくする人々は私についてどう考えるだろうか」「ソ連崩壊後前後の種々な政治事件の目撃者となった経験から私は、盟友であった者を陥れようとする輩から、人心は離れていくという経験則を身につけていた」
本書前半のロシアでの活動を記した部分の中には、失脚後の高官との交流ぶりも、さりげなく記されている。そんな人物だから、犯罪者にされたら人生は終り、と短絡することもないのだろう。
もうひとつの理由は、あまり明確には書かれてはいないが、佐藤が諜報活動に携わっていたと思われる点にある。
本書では、あくまで政治家や要人と信頼関係を深め情報を得るという、外交官としてのノーマルな活動しか記していないが、一か所だけ、検事とのやりとりに、こんなくだりがある。
「僕はあちこちでエージェント(協力者)を運営していたが、エージェントというのは結局惨めな存在だ。エージェントにはなりたくないんだ」
協力者、という訳語をつけてはいるが、ここでいう「エージェント」がスパイを意味することは明らかだ。利害が対立する陣営や組織に属する人物を協力者に仕立て、機密情報を入手する。そんな活動に佐藤が従事していたことを、この言葉は伺わせる。とすれば、非合法ぎりぎり、あるいは非合法なところまで踏み込むことも時にはあったのではないだろうか。佐藤が本書で頻繁に用いる「ゲームのルール」という言葉からも、そんなことを想像させられる。
おそらく、本書に記されているような外交の機微は、佐藤が犯罪に問われることがなければ、このような形で表に出ることはなかっただろう。
本書は主として「国策捜査」に対する告発、歪められた裁判への反論として受け止められているようだが(実際そのようなものに違いないが)、私はむしろ、外交の現場で、もっとも生々しくシビアな交渉を闘ってきた人物の回想録として読んだ。
スパイ小説の金字塔のひとつ、ジョン・ル・カレの『スマイリーと仲間たち』には、かつて英国情報部のために身を粉にして働き、専門家として比類なき能力を備えていながら、幹部たちの暗闘に巻き込まれ、組織に切り捨てられ、それでも愛国心を捨てることのない下級職員たちが登場する。佐藤にも同じ匂いを感じると言ったら失礼だろうか。ル・カレが創造した人々とは異なり、佐藤は実在の人物なのだから。
もちろん、佐藤がそれだけの能力を備えた人物である以上、本書はすみずみまで佐藤の意思を反映したものであるに違いない。彼には彼の目的があり、すべての文章がそのための意味を持っている。一行たりとも無駄にするような人物ではないだろう。
この文章を書くにあたって、ネット上に記された本書の感想のいくつかに目を通したが、それらのほとんどすべてが、佐藤が記した内容を、何ら疑うことなく、事態の真相であると受け止めているらしいことが気になった。
私は判決内容の是非を云々できるだけの材料も見識も持ち合わせてはいないが、確かに本書の記述は論理的な整合性も高く、強い説得力がある。かなりの度合で信頼できるように思える。
しかし、この本は、国際的な情報戦を戦ってきた人物が、最後に仕掛けた情報戦なのだ。自分なりに調査・分析をすることもせずに、無批判に彼の記述を信用してしまうようでは、せっかくの佐藤の教えから何も学んでいないに等しいと思うが、いかがだろうか。
追記(2005.5.5)
コメント欄でkokさんがご紹介くださった月刊現代6月号の対談「佐藤優×福田和也 瀬戸際の日本外交」を読んでみた。中国の反日運動をどう見るかが話題の中心になっている。佐藤はロシア専門家で中国そのものに精通しているわけではないのだが、ロシアから見た中国、つまり西側のインドやキルギス(およびそれらに隣接するチベット自治区や新疆ウイグル自治区)との関係から、中国の事情を解き明かし、日本がとるべき外交策を語る。
『国家の罠』について、梶ピエール氏が次のように書いている。
「極端なことを言えば、佐藤氏が個々の人物や事実関係について書いていることに真っ赤な嘘が多数混じっていても、この本が持っている真の価値にはいささかも影響しない、とさえ僕は思う。この本の真の価値は、秘密情報の威力も限界も知り尽くした著者が、外交という分野で行われていることを論理的に理解するためのモデル、という「市民にとっての教養」を提供してくれるところにある、と考えるからだ。」
これとまったく同じ理由で、この対談は傾聴に値する。中国における反日運動を、日本と中国の二国間関係だけでいくら議論しても、解決の糸口をつかむことはできないことが、よくわかる。
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コメント
関連のある内容でしたので、トラックバックさせてもらいました。どうぞよろしくお願いします。
投稿: 高田昌幸 | 2005/04/11 05:46
>高田昌幸さま
これは光栄です。当方からもトラックバックさせていただきました。よろしくお願いします。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/04/11 08:20
ちょうど『国家の罠』を読み終えて、念仏の鉄さんの好きそうな本だなあと思っていたら、この書評がアップされていたので吃驚しました(笑)
私も佐藤優の透徹した目には感心しました。何の予備知識もなしにこの本を読んだらノンフィクションだとは思わないのではないでしょうか。
ところで、最後にこの本が佐藤氏が仕掛けた情報戦との見方にはハッとさせられました。佐藤氏のような人が歴史に判断をまかせて隠棲する心境というのはどんなものなんだろうかとそればかり考えていましたから。
佐藤氏はあとがきで、太平記で死んだ楠木正成らが怨霊となって政局に影響を与えるさまが興味深かったと書いていますが、自ら一度社会的に死んだ人間として怨霊となるつもりなのでしょうか。
しかし、『武装解除』の伊勢崎賢治といいこういう人たちがいるんですね。世の中は広いです。
投稿: E-Sasaki | 2005/04/11 16:03
>E-Sasakiさん
こんにちは。ご明察、恐れ入るばかりです(笑)。
>何の予備知識もなしにこの本を読んだらノンフィクションだとは思わないのではないでしょうか。
あまりに詳細に書き込まれているので、仮名で書かれた人もいるのかと2,3検索してみましたが、みな実名のようですね。特に「国策捜査」を認めたと書かれている西村検事は、検察庁内で難しい立場になるのではと他人事ながら気になります。
>ところで、最後にこの本が佐藤氏が仕掛けた情報戦との見方にはハッとさせられました。佐藤氏のような人が歴史に判断をまかせて隠棲する心境というのはどんなものなんだろうかとそればかり考えていましたから。
このエントリーではあえて佐藤氏の「情報屋」としての面だけにフォーカスを当てて書きましたが、TBくださった高田さんが書いておられるような佐藤氏の「愛国主義」にまつわる議論も、本書の印象深い部分です。そういう言論活動も含めて考えれば、彼は決して「終わった」人物ではないのだと思います。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/04/11 18:34
本書は、だいぶいろんなところで話題になっているようですね。
トラックバックいただいた「チラシのウラ」の「佐藤優氏理解のために」というエントリーは、本書と佐藤氏に関するデータ集として充実しています(しかも日々進化中)。興味のある方はご訪問を。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/04/20 14:01
ご紹介いただきありがとうございました。余りに面白い本だったのであのようなエントリを作成してしまいました。ただし、もう余り進化はしないような気が…。
投稿: hmmm | 2005/04/26 00:52
あの頃の鈴木宗男氏と田中真紀子の政争について少しばかり興味があり読んでみました。佐藤、鈴木両氏についてのマスコミの描かれ方に付き、本質は何なのかをいまさらながら考えさせられた1冊となりました。国家のために働き、ずば抜けた仕事ぶりに対し、面白く思わない輩に対する姿は悲しすぎるし、またマスコミの虚構の情報に対し堂々と自分の意思を曲げない姿はただただ
悲壮でありますが、影ながら応援したいと思います。
投稿: chikako. | 2005/04/29 18:15
> hmmmさん
こちらこそ、あんな立派な方たちの中に拙文を並べていただき光栄です。
>chikako.さん
書き込みありがとうございます。
「マスコミの虚構」と言ってしまえばそれまでなのですが、本文中に紹介した産経新聞の記事のようなまともなものもあるわけですし、田中真紀子については逆に、ある時期からマスコミは彼女の混乱ぶりをよく伝えていたけれど、世間の人気はまったく衰えないままでした。マスコミ報道というものは、もともと玉石混交なものだと思って接するのが安全なのだろうと思います。少なくとも佐藤氏自身はニュースを丸のみに信じることはしないでしょうね、たぶん。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/04/30 01:39
念仏の鉄様、はじめまして
新疆関連のブログやってます。
福田和也氏と佐藤優氏の対談が月刊誌「現代」でありました。そこでTBさせていただきました。
投稿: kok | 2005/05/03 00:02
>kokさま
コメントとTBありがとうございます。「現代」、読んでみます。
新疆については、あまり考えたことがありませんでした。勉強させていただきます。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/05/03 10:59
拙文を取り上げていただきありがとうございました。実は佐藤本に対する念仏の鉄さんのこのエントリはhmmmさん経由でよませていただいており、かなり共感するところが多かったです。今後ともよろしくお付き合いお願いします。個人的にはこの本にチャイナスクール関係者がどのように反応するかに興味があるのですが、まあよほど世間の関心を呼び起こさない限り「黙殺」するんでしょうなあ。
投稿: 梶ピエール | 2005/05/06 02:15
小生の論理は国の存亡を決める外交、防衛、インテリジェンス活動にはいちいち国民に明かせない機密費を掛けてもいいんだ、それが出来るのは国の全権を任されている総理大臣のみ、堂々と税金をつかってOK、ただし其の過程で卑しくも個人の利害に流用する事は言語道断、この辺が近来の国民、マスコミ等の清く正しく美しく、スキャンダル好みの風潮に掻き回され矮小化され、本筋の戦略的な国策追行の妨げになっていることを嘆くものです。
其の観点からすれば鈴木宗男氏のことはいざ知らず、今回の情報専門家である佐藤さんの逮捕など細かい事は別にしてとんでもない事で日本外交史上、検察史上長く歴史に残る愚挙となるでしょう。
日露戦争時でも情報戦争に金がかかったことは当然、むりろ金は使って良し、情報を取れない人間を断罪すべしです。
投稿: シーウェイブス・ジャパン | 2005/05/06 10:06
>梶ピエールさん
コメントありがとうございます。kokさんのblog経由で梶さんの書評を拝見しました。ご覧の通り、平素は球遊びに興じている呑気なblogなのですが、このエントリーひとつのおかげで全く畑の異なる方にご来訪いただけるというのは、ネットの面白いところですね。
>シーウェイブス・ジャパンさん
ご指摘のように、ノーブレス・オブリージュを備えた為政者がいて、国民との間に深い信頼関係を持つことができたら、どんなにかよいだろうと思います。しかし、普通選挙と官僚組織による政治システム、大きく言えば平等な大衆社会という仕組み自体が、それを成立させない方向に働く何かを内包しているのではないかという気がしてなりません。それを認めた上で、どうやって政治システムを機能させていくかという難題に、我々の世代は取り組まなければいけないのだと思います。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/05/07 01:02
はじめまして。この本を読んで非常に
考えさせられたのでTBさせていただきました。月刊現代で対談をしているのは知りませんでした。早速読みたいと思います。
非常に読み応えのあるブログを書かれているんですね。これから読ませていただきます。
星新一のメディアリテラシー論はすごく面白かったです。星新一とインターネットについてはちょっと個人的に発見があったので、自分のブログでそのうち書こうと思っていたので、びっくりしました。これからよろしくお願いいたします。
投稿: farwest | 2005/05/26 23:44
>farwestさん
こんばんは。ご来訪ありがとうございます。
半年ほど前から書きなぐってますが、気に留まった文章がありましたら、一言ご感想など残していただけると嬉しいです。
星新一は、ある時期、浴びるように読みまくったのですが、ここ20年くらいはほとんど縁のないまま過ごしてきました。今読み返したら、自分の考えだと思い込んで得意げに口にしたり文章に書いているような諸々が、そのまま記されているのかも知れませんね。
あ、コメントはダブってましたので片方は削除しておきます。
投稿: 念仏の鉄 | 2005/05/27 01:00
西村尚芳検事ですが、最高検察庁にうつったそうです。最高検察庁というの名前から昇進だろうと思います。鉄さんと同様の心配を、佐藤氏もしていたようで、西村検事が干されるなどせずによかったと近著『北方領土「特命交渉」』に書いていました。
投稿: E-Sasaki | 2006/10/31 00:55
>E-sasakiさん
そうでしたか。それはそれは。
といっても、私が西村検事のために安心する筋合もないのですが(笑)。
むしろ昇進と聞くと、この国策捜査が彼の業績として評価されたのだとしたら嫌だな、とも感じます。
投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/31 09:54