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今江の構え。

 今シーズンはなかなか野球場に行く時間が取れなかったが、せめて交流戦くらいは、と巨人-千葉ロッテ戦に行ってきた。26日の試合だ。
 レフトスタンドから東京ドームを制圧したマリサポ合唱団の歌声については別の機会に書こうと思うが、それを除いて最も印象に残ったのは、千葉ロッテの三塁手・今江の守備だ。上手とか下手とかではなく、構え自体が変わっている。

 守備位置での今江は、右足を思い切り後ろに引いて、体を完全に三塁側スタンドの方に向けてしまう。顔だけはバッテリー方面を見ていて、投手の手からボールが離れるのとほぼ同時に、足を戻して打者に正対する。変わった打撃フォームというのはいろいろあるが、変わった守備体勢というのは、あまり見たことがない。珍しいことを思いつくものだ。

 と書いてから思い出したが、2000年の開幕戦でニューヨーク・メッツの一塁手として来日したトッド・ジールは、一塁に走者がいる時にベースを離れて守っていた。これも珍しい。ただ、ジールの場合は、走者と投手の間に立って、走者から投球動作が見えないように邪魔することでスタートを遅らせようという意図が想像できた。今江の構えにはどういう意味があるのか想像もつかない。面白いものだ。誰か理由をご存知なら教えてください。

 今季ソフトバンク・ホークスに加わったバティスタは、右打席で左足を大きく三塁側に引いた極端なオープンスタンスで構え、投球動作と同時に足を戻してベースに正対する。千葉ロッテ-ソフトバンク戦でバティスタの打席をレフトスタンドから見ると、投球動作と今江とバティスタの動作がシンクロして、なんだかとても忙しい光景になるに違いない。

追記)
 パシフィック・リーグのプレーオフに勝利してリーグ王者となった夜に出演したテレビ東京の番組で、守備の巧さについて聞かれた今江は、こんな風に話していた。
「僕はプロに入ってから三塁手をはじめて、打球のスピードになかなかついていけないので、人と違う構えをしています」
 しかし、司会の女子アナは「違う構え」について質問することなく渡辺俊介に話を振り、渡辺には「余裕がないので構えまで見てませんけど」と言われる始末(笑)(続けて「落ち着いて守ってくれてます」と褒めてはいたけれど)。もっと詳しく聞いて欲しかったのだが、ま、優勝特番だから仕方ないか。とにかく、あの構えは今江自身の工夫らしい。(2005.10.18)

追記2)
アジアシリーズの第1戦を見に行ったら、守備時の今江はごく普通の構えに変わっていた。残念。(2005.11.10)

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コメント

マリンスタジアムに今年はもう既に4回通っていますが(ここ5年以内は年1、2回程度だったのではるかにハイペース)、今江の構えに注目したことはありませんでした。

今度確認してみます。

ほとんど日曜の観戦なので、ローテーションが大抵渡辺俊介。大抵大勝ちするので、楽しく帰宅できます(笑)。

マリンスタジアムでは、ここのところ野球そのものの質も高い上に、交流戦ならではのスタジアムイベントが多数仕掛けられていてそちらもなかなか面白いです。

時間があるときにはぜひマリンスタジアムにもお立ち寄りください。

投稿: エムナカ | 2005/05/30 22:37

今江の守備は見たことがないので、何とも言えません。ただ、今、ドジャース傘下の3Aラスベガスでプレーしている中村紀洋がやっぱり右足を引いて守備位置につきますね。完全に三塁側に体が正対するというほどではないですが。中村の場合は右ひざを手術しているので、その影響かなとも思っています。以前からあんな守り方をしていたかどうかは、あまり記憶にありません。

投稿: stone | 2005/05/31 08:13

>エムナカさん
ネットでちょっと調べたら、去年からすでにああいう構えだったようです。でも理由はどこにも書いてない(笑)。
千葉マリンには何度か行ったことがありますが、去年の秋に3位争いをしていた時よりも、先日の東京ドームの応援の方が迫力がありました。首位の勢いなのか、ドームの音響効果のせいなのか。

>stoneさん
私は、中村は球場で2、3度見ているはずですが、その動作は覚えていません。見てるようで見てないものですね。

投稿: 念仏の鉄 | 2005/05/31 09:32

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