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初めて勝利したゼネラルマネジャー制度。

 ヒルマン監督、小笠原とSHINJO、セギノールという打線の看板こそ同じだが、2年前にプレーオフに出場した時と比べると、日本ハムの主力の顔触れはずいぶんと入れ替わった。
 野手では森本、田中賢介、鶴岡ら鎌ケ谷育ちがスタメンに定着した。投手陣では、ダルビッシュ、八木、マイケル中村、武田勝など、「北海道日本ハム」生え抜きの若手が活躍した。五番を固めた稲葉、開幕直前にジャイアンツから来て中継ぎで活躍した岡島らの移籍組もいる。

 とすれば、これはヒルマン監督の勝利であると同時に、チーム編成の勝利でもある。
 ダルビッシュを1位指名した2004年オフから、このチームの編成を仕切っているのは高田繁ゼネラルマネジャーだ(日本ハムの監督経験者でもある)。上述の若手投手陣や稲葉・岡島の獲得はもちろん、彼らの成長を支えたであろう佐藤義則投手コーチも高田GMが引っ張ったらしい。

 プロ野球選手出身者がGMという肩書きをつけて球団の編成を担当したのは、高田のほかに千葉ロッテ・広岡達朗(1994オフから2年間)、オリックス・中村勝広(2003オフから2年間)、福岡ソフトバンク・王貞治(2004年オフから・監督と兼任)がいる(事実上の編成責任者ということなら、西武・ダイエーを仕切った根本陸夫などもいるけれど)。
 広岡はボビー・バレンタインを招いて95年に2位に躍進したまではよかったが、そのバレンタインを解雇して江尻を監督に据えた翌年は低迷。エース伊良部とも対立して、シーズン途中に辞任した。在任中は職分を逸脱して現場に介入し、守備練習を仕切ったりしはじめて、「GMって何なの?」と見慣れない肩書きに戸惑った世間の人々をさらに混乱させた。
 中村は就任1年目に近鉄との合併という大事件が起こったため、チーム編成の中で彼が果たした部分というのはよくわからない。ただ、2005年限りで勇退した仰木彬監督の後任に自分自身を選び、その結果が勝率4割にも届かない5位という低迷ぶりなのだから、少なくとも「監督を選ぶ能力」において、中村GMはまったく評価できない(もし彼自身の判断でなくオーナー等からの指名によって監督になったのだとしたら、彼は任期の最後にGMとしての責務を放棄したことになる)。
 王監督がGMとしてどの程度の役割を果たしているのかも、よくわからないけれど、シーズン中は監督業が最優先で、チームを離れてドラフト候補や他球団の選手を視察することはまず無理だろう。05年オフはWBCの準備で大忙しだったはずだし、ここまでのところ、力量を云々するほど機能してはいないのではないかと思う。

 そして、彼らがGMを務めていた間にリーグ優勝を果たしたチームはない。
 つまり、今年の北海道日本ハムのリーグ優勝は、「プロ野球選手出身GM」が初めてもたらした優勝である。GM制度における画期的な成功といってよく、これを機に追随する球団が現れるかも知れない。

 実際に高田GMがどのような仕事をしてきたかについては、13日付のスポニチが特集記事を掲載していた(残念ながらネット上には見当たらない)。マイケル中村をリリーフ要員として獲得したこと、04年オフにMLB入りを目指してなかなか所属球団が決まらなかった稲葉を獲得したことなどは高田GMの判断だったらしい。新人の八木、武田勝らは実際に自分の目で視察している。また、佐藤義則のほか、淡口憲治打撃コーチ、平野謙外野守備コーチらを招いたのも高田GMの仕事とされている。
 つまり高田はユニホーム組の人事全般を球団から任され、GMの肩書に相応しい仕事をして、見事に結果を出したことになる。それもまた、これまでになかったことだ。

 ネット上で読める記事では、ゲンダイネットに「高田繁「日ハム1位の真相」」と題した手記のようなものがあるが、選手の紹介が中心で、ビジネス・ストーリーとしては物足りない。
 実際のところ、GMという日本ではまだ目新しい役職が機能するためには、本人の能力もさることながら、球団がどのような意図をもって役職を設け、どのような権限を与えたかにも、相当に左右されるはずだ。
 だから、高田GMについても、日本ハム球団がどういう意図をもって高田をGMに起用したのか、高田自身はどのようなビジョンとポリシーをもって編成にあたったのか、首脳陣と高田の間ではどのような役割分担や意志疎通・意思決定が行われたのか、高田とヒルマン監督の連携はどのようなものだったのか…等々、興味深い点は多い。そのあたりにまで目配せの効いた記事が、このオフに週べか「スポルティーバ」あたりで読めると嬉しいし、それはたぶん球団マネジメントに関する貴重な資料にもなることだろう。
(もっとも、日本ハムがあまり高田GMの有能さとアピールしすぎると、明らかにこの役職に人を得ていない彼の古巣が、復帰を求めたりしかねないという気もするが(笑))

 日本ハムの初代オーナー・故大社義規は、とにかく野球の好きな人だったらしい。キャンプや球場に足を運び、選手に声をかける姿が、しょっちゅう新聞やテレビに報じられていた。25年前の優勝時には背番号100のユニホームを着込んで、はしゃいでいた。現在のオーナー大社啓二は義規の息子で、やはり球団経営に熱心な人物だ。GMを設けたことについても、高田の就任と同時にデトロイト・タイガース、阪神タイガースのフロントで仕事をしていた吉村浩という人物をGM補佐に起用しているあたりに、単なる思いつきではない本気度がうかがえる。
 北海道移転という大勝負も含めて、球団経営をビジネスとして真剣に考えているチームが昨年に続いて優勝という結果を出したことは、プロ野球が21世紀を生き延びていくためにプラスになる出来事だと思う。

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コメント

>彼の古巣が、復帰を求めたりしかねないという気もするが(笑)

それはそれで、球界の現代化のためにはよろしいのではないですか(笑)。
なんといってもジャイアンツの影響力は大きいですから、一挙にGM制が普及しますよ。また、そういう自己革新ができるかどうかで、巨人が今の低迷から抜け出せるかどうかが決まると思うのですが。
かつて、日本プロ野球における技術革新は、ほとんどジャイアンツから始まったと聞いています。隔世の感です。

投稿: 馬場 | 2006/10/15 01:41

チーム編成の勝利というご指摘は全く賛同なのですが、具体的にGM制の何が、「制度として」良かったと言いたいのでしょうか?

良い選手を連れてきて彼らが活躍したこと自体は、GM制度というよりも高田GM個人の力量(というか人を見る目)、そしてスカウトやコーチ、そして選手自身の力が大きいのではないかと。それを「GM制度がもたらした勝利」と断言する理由は何でしょう?いまひとつ伝わりませんでした。

わたしは、日本ハムの優勝は、そういった制度の勝利というよりも、選手達の働き、そして地元ファンの力の勝利として讃えたいと思うのですが。

投稿: KuiKuga | 2006/10/15 17:37

>馬場さん
>それはそれで、球界の現代化のためにはよろしいのではないですか(笑)。

確かに。そのくらいの積極性が欲しいところではあります。スポーツ報知が連載していた敗因分析の記事の中でも、腕のいいゼネラルマネジャーが必要、という提言がありました。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/15 22:24

NHKのクローズアップ現代をみましたが、やはり「GM制度の勝利」という論調は皆無でしたね。選手発掘のための選手評価制度を工夫したというのも、GM制度の有無にかかわらず、スカウトに徹底させれば良い話ですし。基本的には、日本ハムの躍進は、今年ヒルマン監督の野球がガラリと変わって、選手達に合う野球になったという理由で落ち着いていましたね。

とは言っても、NHKも毎度の「結果論分析」ではあるのですが。。。

関係ない話ですが、スポーツジャーナリストの生島淳さんは落ち着いてていいですね。見るポイントも的確だと思いますし。

投稿: KuiKuga | 2006/10/17 20:06

>KuiKugaさん(または「Fusion5-1」さん、もしくは「学校の近くの文京」さん、ほかにもあるようですが省略します)

あなたのようなお行儀の悪い方のお相手をするつもりはなかったのですが(意味がお判りにならない方はエントリ『 “福岡五輪”は東京都知事のかませ犬だったのか。』http://kenbtsu.way-nifty.com/blog/2006/08/post_c77d.htmlのコメント欄をご参照ください)、今回はお相手することにします。


>チーム編成の勝利というご指摘は全く賛同なのですが、具体的にGM制の何が、「制度として」良かったと言いたいのでしょうか?

球団が編成の総責任者を置いて、ある程度大きな権限を与えること、その役職にプロ野球の選手・コーチ・監督等の経験者が就くことは、プロ野球チームの運営を従来よりましな方向に導く可能性が高いと私は考えています。GM制度はこの両者を満たす制度ですから、各球団がGM制度を採用することには基本的に賛成します(人選や具体的な運用については、まだ試行錯誤段階のようでもありますが)。


>GM制度というよりも高田GM個人の力量(というか人を見る目)、そしてスカウトやコーチ、そして選手自身の力が大きいのではないかと。

>わたしは、日本ハムの優勝は、そういった制度の勝利というよりも、選手達の働き、そして地元ファンの力の勝利として讃えたいと思うのですが。

チームの優勝には数多くの要因が複合的に作用しており、ひとつだけが優勝の理由ということはまずありえません。このエントリはGM制度という面から見た日本ハムの優勝について論じていますが、他の要因を否定するものではありません。
あなたは優勝の理由としていくつもの要因を列記していますが、その中でGM制度だけは他の要因よりも優勝への貢献の度合が小さいと繰り返し主張しています。どのような根拠でそう言えるのでしょうか?

また、これらの要因のうち、グラウンドで試合をするのは選手だけで、他の要因はすべて選手を支援するという形で間接的にしか優勝に貢献できません。次元の異なる要因を、あたかも同列であるかのように並べて優劣を論じるのは不毛です。


>「GM制度がもたらした勝利」と断言する理由

エントリ本文のどこにそう断言されているのでしょうか?
(あなたにこの質問をするのは、もう飽きましたが)


>NHKのクローズアップ現代をみましたが、やはり「GM制度の勝利」という論調は皆無でしたね。

この番組の論調にないものは世の中に存在しないとお考えですか? あなたが主張されていた「地元ファンの力」についても、番組ではほとんど言及されていなかったと記憶していますが。


>基本的には、日本ハムの躍進は、今年ヒルマン監督の野球がガラリと変わって、選手達に合う野球になったという理由で落ち着いていましたね。

番組内の時間配分としては、「選手評価制度の構築」と「ヒルマン監督の変貌」はほぼ半々でしたので、後者だけが結論であるかのような要約には同意しかねます。


なお、「これ以上あなたのお相手をする気はありません」と申し上げた後にも多数の書き込みをいただいていますが、私からの質問には一向にお答えいただけないので、もう一度お聞きします。

あなたのIPアドレスからは、エントリ『“福岡五輪”は東京都知事のかませ犬だったのか。』のコメント欄に複数のHNでかわるがわる論拠の不正確な批判が書き込まれているのですが、そういうことをされるモチベーションは何なのでしょうか?

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/18 23:32

鉄さんの考える「GM」と「事実上の編成責任者」の違いがわからないのですが。私は根本陸夫を「英語で言えばGM」と認識してましたが、そうでもないのですか。編成を担うというだけでなく、それを、より長期的なビジョンで行うのがGM、というようなことでしょうか。

中日ドラゴンズには井手 峻という「編成担当」役員がいますが、たぶん彼も、これを読んだら「え、ボクだって『プロ野球選手出身GM』の成功例じゃん」とか言いそうな気がします(想像ですが)。

たぶん「GM制と非GM制はどっちがイイか」、というような話ではなく、「監督」と「チーム(と言うか、監督よりも永続性のあるもの)」の、どっちが、何について、どれほど実権を持つか、の実態にさまざまな濃淡のバリエーションがある、というようなことだとは思いますが。

「アメリカ野球は基本的にGM制」なのかと最近まで思ってましたが、『マネー・ボール』を読むと、アスレチックスほどの極端な専制GM制はアメリカでも特殊な方みたいですね。

投稿: nobio | 2006/10/19 18:26

>nobioさん
>鉄さんの考える「GM」と「事実上の編成責任者」の違いがわからないのですが。私は根本陸夫を「英語で言えばGM」と認識してましたが、そうでもないのですか。編成を担うというだけでなく、それを、より長期的なビジョンで行うのがGM、というようなことでしょうか。

厳密にいえば、違いはないです。根本さんがやってきた仕事はGMと呼ぶにふさわしいものでしたし。

ただ、「事実上の編成責任者」がどの肩書きの人であるかは球団によって違うでしょうし、同一球団でも時期によって違ったりします(星野仙一は中日でも阪神でも監督でありながら編成上の権限をかなり持っていたようですが、彼の後任たちに同じ権限はなさそうです)。

編成責任者をGMと呼ぶ場合、より専門性の強いポストとして扱われているように思います。誰が責任者なのかを球団内外に明らかにする効果はありそうに思います。「担当役員」とか「管理部長」とか「編成部長」という名の役職よりも、外部から人材を招きやすそうですし。


>たぶん「GM制と非GM制はどっちがイイか」、というような話ではなく、「監督」と「チーム(と言うか、監督よりも永続性のあるもの)」の、どっちが、何について、どれほど実権を持つか、の実態にさまざまな濃淡のバリエーションがある、というようなことだとは思いますが。

それはその通りでしょう。また、「チーム」の中にも、「親会社の意向」と「専門的手腕を持つ現場(必ずしも選手出身でなくてもいいとは思いますが)」という両極がありそうです。

>「アメリカ野球は基本的にGM制」なのかと最近まで思ってましたが、『マネー・ボール』を読むと、アスレチックスほどの極端な専制GM制はアメリカでも特殊な方みたいですね。

スラッガー誌の選手名鑑にはオーナーとGMの名も掲載されていますから、全球団にGMという役職はありますが、権限や仕事の内容はそれぞれ微妙に違うのでしょうね。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/20 23:45

GMについてはあまり(というかほとんど)分からないのですが、単に「オーナーにも物が言える‘スーパー人事部長‘」見たいな物かな?とおもってましたが、そのスポーツ(今回でいえば野球)の経験者(もしくは専門家)というのも条件の一つなのでしょうか?その辺がまだよくわかりません。

それとまぜっかえすようで申し訳ないですが、GMの成功かどうかを論議するにはまだ時期尚早かとおもいます。
何故なら成功か失敗かは結果論でしかないからで、今回優勝したのも様々な要因が絡んでいるのはコメント等で語られていますよね?
日本シリーズの結果、来期以降のパフォーマンスを見て、数年後に判断できるものではないでしょうか?3年を費やした今回のGM的な補強、もし来期ブッチギリの最下位に沈んだ場合、今期はマグレ?となってしまいます。(勿論GMありきの内容ではないのは分かってますよ)真似するチームが出てきて、そのシステムが浸透し、野球が面白くなって、それが本当のGM制度の成功なのではないのでしょうか?

投稿: KTY | 2006/10/21 18:11

>KTYさん
ゼネラルマネジャーの定義は、上でnobioさんと話してる通りで、要するにチーム編成の責任者です。詳しい内容は、ウィキペディアの「ゼネラルマネージャー」の項目http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BCあたりが参考になるかと思います。
選手・指導者経験がなければいけないというわけではありませんが、日本ではそのへんの人材から始めるのが妥当ではないかと思います(MLBではGMそのものが専門領域と認められているらしく、最初からそちら畑を目指す人も多いようです)。

>真似するチームが出てきて、そのシステムが浸透し、野球が面白くなって、それが本当のGM制度の成功なのではないのでしょうか?

そりゃそうです。
しかし、「本当の成功」ではないにしても、一度でも優勝すれば、それはそれで大したものなのですから、一定の成果と認めて評価してもいいんじゃないでしょうか。
このエントリでは、「『プロ野球選手出身GM』が初めてもたらした優勝」だの、「GM制度における画期的な成功」だのと、けっこう限定的な表現をしているつもりなのですが、なかなかそうは読んでもらえないですね。

このごろ、この種の「つもり」をなかなかご理解いただけないことが多いので、文章の書き方を考え直さなければいけないかと思っています。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/21 23:49

お返事どうもです。
       

いや、一応鉄さんが今回のことについてピンポイントで書かれているのはわかります。でも、今回は新庄のことなど様々な要員があります。(WCにおける仏代表のジズー効果みたいなものか?)
そのためここで「ひとまず」でも成功とするとまだまだあるのびしろが乏しくなる気がしたのです。
まだ「ある程度うまく行った」くらいで留めておきたい、そんな気持ちです。
「GMがいい」と、なにはともあれ・・・と、猫も杓子もなんて具合のなれば逆にいい制度も後退しかねません

そんなことを思いコメントしてみました。
よくわかっていない者の戯言程度の物です。お気になさらず^^;

投稿: KTY | 2006/10/22 00:36

たてつづけにお邪魔します。
GMについての私の考えは、若干Wikipediaと違います。
まず、チーム編成をながめて、このチームにはどういう野球が適するか、その野球には誰が監督に適するかということをGMが考え、監督を招聘します。
しかし、実際にゲームで采配を振るうのは監督なのですから、どこのポジションにどういうタイプの選手が欲しいのかという戦力補強、チーム編成の方向に関しては、監督主導で、監督とGMとが協議して決定するという方が現場のストレスが生じにくいのではないかと考えます(具体的な選手の選定は、GM主導のほうが適しているとは思いますが、どういう形がよいかは、監督やGMのキャラクターに左右されるでしょうね)。
選手出身、特に監督経験者のGMの場合、選手起用や采配、果ては練習方法まで何かと気になってしょうがないのではないでしょうか。広岡GMの失敗の原因は、まさにそこにあり、そういった意味では、監督としては実績を挙げられなかった高田GMの成功は興味深いものがあります。
監督としての高田氏の采配は、試合の中のある局面で、作戦Aをとるか、作戦Bをとるかというときに、「どっちでもいいや」という、よく言えばおおらかさ、悪く言えばいいかげんさがあったのが、印象に残っています。高田氏の力量を見抜く眼力に加え、この自由度の大きさが、先にチームに入っていたヒルマン監督にとっては、やりやすさの点でプラスに働いた面もあったのかもしれません。
どれくらい年俸がかかるか、どれくらい球場に人が呼べるかという経済効果まで考えた上で、GMがチーム編成に携わらなければならないということを考えれば、これからは、経営のプロのGMもでてくるでしょうが、そういった人たちが、NPBの現場にどのように受け入れられていくかということにも、今後たいへん興味があるところです。

投稿: 考える木 | 2006/10/22 22:46

>考える木さん
>しかし、実際にゲームで采配を振るうのは監督なのですから、どこのポジションにどういうタイプの選手が欲しいのかという戦力補強、チーム編成の方向に関しては、監督主導で、監督とGMとが協議して決定するという方が現場のストレスが生じにくいのではないかと考えます。

監督の意向も反映された方がよいのは当然にせよ、監督主導のチームづくりにはリスクが伴います。
「チームは球団の思想によって作られるべき。監督は成績次第でいつでもチームを去る立場なのだから、そういう人の考えで長期的なチームづくりをすることはできない」と根本陸夫さんはよく話していました。この「球団の思想」を体現するのがGMということになるのだと思います。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/23 23:58

わたしの考えは、理想のGMのかたちではなく、あくまでも、現在のNPBで選手出身者がGMをやっていく場合、短命にならざるを得ないのではないだろうかという現実を想定しています。
どういったチームを目指し、それを創りあげていくかということは、当然じっくりと腰を据えた作業になります。そして、それを主たる任務とするGMは、長期にわたってチームを管理すべきということに異論はありません。
しかしながら、現実問題として、選手出身のGMに対して「長期間にわたって結果が問われない」という寛容さを経営者に期待するのは難しいのではないでしょうか。結果をすぐに求めたがる経営者は多いように思いますので、短期でもチームの成長という結果を出しながらGMの責を果たすのは、かなり辛い任務になると思います。
経営者の成熟を待つか、あるいは、アウトプットの出ない現状を経営者に認めさせたうえで、長期で成果を出すことのできる実力者の出現が、理想のGM制度を実現するためには必要だと思います。そういった意味では、根本陸夫氏と中内功氏の関係は、理想的な関係だったように思います。

投稿: 考える木 | 2006/10/24 19:02

>考える木さん
>あくまでも、現在のNPBで選手出身者がGMをやっていく場合、短命にならざるを得ないのではないだろうかという現実を想定しています。

それは確かにそうでしょうね。専門職としてのGMがチームに招かれる場合、3年くらいのスパンで相応の結果を出すことが求められるでしょう。
MLBほど移籍市場が活発ではない日本野球で、どうやって短期間で成果を上げるのか。そこをブレイクスルーできるような人材が登場してくれると面白くなりますね。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/26 09:26

上の方で2度コメントしているKuiKuga氏は、当方の問い掛けには答えず、自分で始めた議論を放りだしたまま、別のエントリのコメント欄に出没しています。
ここを訪れたいのなら相応の落とし前をつけていただきたいのですが、どうやら話し合いが成立する余地はなさそうですので、彼(彼女?)が過去に使用したIPアドレスからのアクセスを制限します。
どの程度の効果があるものかわかりませんが、多少は不自由な思いをしていただくことになるでしょう。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/30 10:32

…と書いた数時間後に、もう新たな書き込みがありました。この人の勤勉さには頭が下がります(別人のイタズラでなければの話ですが)。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/30 14:26

KuiKugaです。
そうですか。では問いかけに答えましょうか。

>その中でGM制度だけは他の要因よりも優勝への貢献の度合が小さいと繰り返し主張しています

誰がですか? そんな主張は一切してません。GM制度の貢献の度合いが小さいなんて一言も言ってない。いろんな複合的な要素で優勝を勝ち取ったのに、「GM制度が勝利した」という書き方をしたことが疑問だと言っているのです。


>>「GM制度がもたらした勝利」と断言する理由
>エントリ本文のどこにそう断言されているのでしょうか?

エントリのタイトルが「勝利したGM制度」ですよ?
他の方も感じておられるとおり、このタイトルでは、「GM制度が勝利をもたらした」としか読めません。それが分からないのであれば、もう少し読み手のことを考えて文章を書く勉強をなさったほうが良いでしょう。


>この番組の論調にないものは世の中に存在しないとお考えですか?

私はこの番組が真実を伝えてるなんてひとことも言ってませんよ? あくまで「この番組でもこうでしたね」と言ってるだけです。


>そういうことをされるモチベーションは何なのでしょうか?

何度も指摘したとおり、念仏の鉄さまは、一見正しい主張をされているようで、ちょっと首をかしげるご主張が多い(もちろん素晴らしい見解も多いですよ)。一見正しく見えるからこそ、反論をコメントすべきものでもあるのです。そして、その論拠が不明確であることも多いです。それは今まで申し上げたとおり。

複数名を使ったのは申し訳ありませんでしたが、それを考えて欲しかったからです。以降、複数名を使ったコメントは差し上げておりません。

幾つかのエントリでコメントを無視されていましたので、今回の念仏の鉄さまのご反論にも、当方からコメントしなかった次第です。ご反論自体、たいしたものでもなかったですしね。

投稿: KuiKuga | 2006/10/30 14:33

横やり失礼m(__)m

個人的なこのエントリの見解は「GMの勝利」というよりも、「GM最高!」的なノリで書かれたのかな?というおもいですが、違うのでしょうか?(若干の語弊はあると思いますが・・・・)

上のコメントで書いたように、やや先走った感を覚え、生意気にも意見を書いたりもしましたが、「GMが機能すれば良いチームが出来やすく、他のチームもマネればいいのにね」くらいのものじゃないですか?内容としては
もしくは、今回の成果を受けて、今後野球界(またはGM)がどれだけ発展するかに想いを馳せてるだけなのかもしれませんが


そういえばコメントするほどのことでもないかなぁ・・・と思い、書いてませんでしたが(失礼)ウィキペディアを見ました。多少はGMについて理解できたのではないかと思います。有難うございました。アレを見ておもったのは・・・・
「なんだ“サカつく”じゃんw」てとこでしたw(分かる人しか伝わんないか・・・)

また勘違いや、訳の解らぬ事書いてたらゴメンナサイm(,,)m
なんとなく‘いっしょくた’にされそうなのがシャクなもので

投稿: KTY | 2006/10/30 22:37

>KTYさま

念仏の鉄さまがそういうノリで書かれたエントリであったことは、念仏の鉄さまがKTYさまにされたコメントを読んで(ようやく)分かりました。

わたくしが、「初めて勝利したGM制度」というタイトルと本文を併せて読んだ結果、「GMの『制度』によって勝利した」と言いたいのかなと勘違いした(KTYさまも”先走った感”で書き込まれたように、普通はそう感じると思いますが)だけのようです。

投稿: KuiKuga | 2006/10/30 22:51

>KuiKugaさん

私がお答えいただきたかった問い掛けは、このひとつだけです。

>あなたのIPアドレスからは、エントリ『“福岡五輪”は東京都知事のかませ犬だったのか。』のコメント欄に複数のHNでかわるがわる論拠の不正確な批判が書き込まれているのですが、そういうことをされるモチベーションは何なのでしょうか?


で、以下のあなたのお答えですが、

>何度も指摘したとおり、念仏の鉄さまは、一見正しい主張をされているようで、ちょっと首をかしげるご主張が多い(もちろん素晴らしい見解も多いですよ)。一見正しく見えるからこそ、反論をコメントすべきものでもあるのです。そして、その論拠が不明確であることも多いです。それは今まで申し上げたとおり。


そのことと、次々と別人を装ってコメントを書き込むこととの間に、どういう関係があるのでしょうか?

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/31 09:36

>KTYさん

「GM最高!」的なノリかどうかは自分ではよくわかりませんが、

>「GMが機能すれば良いチームが出来やすく、他のチームもマネればいいのにね」くらいのものじゃないですか?内容としては

そのくらいのものだと思います。

>なんとなく‘いっしょくた’にされそうなのがシャクなもので

私はいっしょくたになどしてません。本欄をお読みになった他の方もおそらく同様だと思います。ご心配なく。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/10/31 09:38

>そのことと、次々と別人を装ってコメントを書き込むこととの間に、どういう関係があるのでしょうか?

簡単なことです。正否が怪しい考え方が広まる前に(貴殿も紹介していたように比較的アクセスの多いブログですから)、自身の考えを再考いただくための、唯一の効果的な手段だと思ったからです(特にコメントに対して自身の考察を省みようという態度がみられない方には)。

もちろんそれを正当化したいわけではありません。問われたから答えただけです。

わたくしも相当お行儀が悪いですが、わたくしが質問形式で書いたコメントを無視しておいて、その次の質問形式じゃないコメントに応答して、それに反応がないからアクセス制限というのは、少しみっともなかったですね。

投稿: KuiKuga | 2006/11/01 19:31

>KuiKugaさん

なるほど。あなたの考えはわかりました。同意も共感もできませんが(笑)。

会話の最中に突然他人に化けて別の話を始める人物や、不当な行状を指摘されても何の反応も示さないまま別の話題に切り替える人物を相手にコミュニケーションを維持するのは、ネットの世界でも現実世界でも不可能なことです。ですから、私はあなたがそういう属性をもった人物である限り、議論のお相手をする気はありません。

しかし、このエントリでの応答でようやくわかりましたが、あなたはご自身が複数のHNを用いて複数の人物を装ったこと、それが正当化できない行為であることを認め、それを改める意思がおありのようなので、まったくコミュニケーションが成立しないわけでもなさそうです。
もしあなたが現在の「KuiKuga」氏との連続性を維持したままで今後もこのblogに書き込みを続けるのであれば、個々のコメントに対しては是々非々でお相手することにします。

ただし、あなたは「複数の人間が念仏の鉄に異議を唱えている」と装うことによって、私だけでなく「“福岡五輪”…」のエントリを訪れた方たちをも欺いたわけですから、その方たちに対して謝罪するのが筋だと私は思っています。
そうなさらない限り、今後このblogもしくは他の場所にあなたが何を書き込み、何を主張したとしても、事の経緯をご存知の方には耳を貸していただくことが困難であろうと思います。


>わたくしも相当お行儀が悪いですが、わたくしが質問形式で書いたコメントを無視しておいて、その次の質問形式じゃないコメントに応答して、それに反応がないからアクセス制限というのは、少しみっともなかったですね。

たとえみっともなく見えたとしても、やらなければならないことはあるのですよ。

なお、アクセス制限(正確にはコメント・トラックバック制限でした)は、あなたが複数のHNを用いて別人を装ったことに対する処置です。その前提を抜きにして「質問形式」かどうかなどという話を持ち出すのは、次元が異なります。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/11/03 15:05

「“福岡五輪”…」のエントリにコメントさせていだいた1人として、鉄さんのご処置を全面的に支持します。「みっともない」どころか、理性的かつ毅然としたご処置に対し、深い敬意を表さずにはおれません。

さて。
日本ハムが日本一を決めた日本シリーズ第5戦「日本ハム×中日」(テレビ朝日系)の視聴率は、予想どおり、たいへんなものでした。
なんと、札幌地区の瞬間最高は73.5%!(優勝決定後の午後9時40分ごろ)。平均視聴率でも、札幌地区は52.5%!
ちなみに関東地区は25.5%、関西地区は26.5%、名古屋地区は31.4%、北部九州地区は24.2%。(「負けて口惜しい」ホークスファンも結構見ていた?)

これに次ぐ過去の“ご当地最高視聴率”は、99年の中日―ダイエー第5戦、北部九州地区での瞬間最高71・6%でした。そういう意味で、ファイターズはホークスの「成功のビジネスモデル」を受け継いでくれているような気がします。ホークスファンの思いこみかもしれませんが(笑)。

北海道移転後、たった3年でこれだけの成果を出し「道産子球団」として根付いた北海道日本ハムファイターズの「成功物語」はもっともっと分析されてしかるべきです。我がホークスだって、福岡に来てから優勝まで「苦節十年」を経ているわけですし、ライオンズだって優勝・日本一は移転してから4年目、マリーンズに至っては千葉移転後14年もかかっています。「移転後3年で日本一」というのは、日本プロ野球史上に燦然と輝く大記録であり、それだけで偉大なことですが、「優勝」だけではなく「地元密着の人気球団づくり」を達成していることが真に偉大な達成であり、我ら「見物人」としては、着目すべき点ではないでしょうか。(ライオンズは「強いチーム」にはなったけれども「愛される地元球団」には今ひとつなりきれていない観がありますし。)

たぶん、ホークスやマリーンズの先行的試みを十分に分析した上で、戦略的な「チームづくり」「球団づくり」が行われたと思います。「チームづくり」の方はほっといてもさんざん語られるのでしょうから、鉄さんが指摘しておられるようなGMの果たした役割を含めた「球団づくり」の軌跡がもっともっと分析される必要があると思います。

投稿: 馬場 | 2006/11/04 13:55

最近度々おじゃまです^^

真意の程はわかりませんが、報道によるとヒルマン監督メジャーに意欲らしいですね。

それが本当なら後釜をどうするかなど、日ハムの仕事が今後のGM発展の正念場となりそうですね。

他所から人を連れてきた場合、GMの理想にあってるか?オーナーの懐事情は?チームにフィットできるのか?コーチの昇格にしても、いままでの「イメージの系譜」はあっても力量はどうなのか?など様々な問題がでるでしょう。どうなるか注目です。
勿論引き止められるのが一番なのでしょうが・・・・・

投稿: KTY | 2006/11/04 21:57

>馬場さん
ご支持に感謝します。

>「移転後3年で日本一」というのは、日本プロ野球史上に燦然と輝く大記録

札幌移転を決めてから実際に新しいシーズンを迎えるまでの間、ファイターズは北海道の各地でイベントを開いたり、ずいぶん時間をかけて地ならしをしていた記憶があります。
ヒルマン監督もこの時期、かなりの数の講演をこなしていたはずです。その意味では、彼はチームを指揮しただけでなく、札幌移転の功労者の一人でもあります。


>KTYさん
>それが本当なら後釜をどうするかなど、日ハムの仕事が今後のGM発展の正念場となりそうですね。

そうですね。ただでさえ新庄がいなくなるのに、小笠原もFA宣言。高田GM、日本一を喜んでいる場合ではなさそうです。
ここまでの流れを見るかぎり、ヒルマン監督がチームを去った場合には、白井コーチを監督にするのがファイターズの既定路線だろうと思います。もし外部から招聘したら、かなり思い切った人事ということになります。その点でも注目したいですね。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/11/06 12:27

『SPORTS Yah!』 No.152「 楽しんで日本一」
http://www.sportsyeah.com/

の「札幌ドームを満員にした経営戦略〔高田繁GMが明かす〕日ハムプロジェクトX」という記事を読みました。大したことは出てませんが、スタッフぐるみで『マネー・ボール』を読んでること、日本の全プロ野球選手のデータベースを1億円かけて作ったこと、ドラフト戦略、一軍二軍の上げ下げは監督ではなくGMが仕切ってること、二軍スタッフとの密なメールのやりとり、など。

ポスト・ヒルマンに関しては、監督なんてものは「こっちの方針に会う人を探して連れて来るだけ」だから、さほど重大な問題ではない、と、すっかりビリー・ビーンふうに語ってました。

投稿: nobio | 2006/11/06 14:56

>監督なんてものは「こっちの方針に会う人を探して連れて来るだけ」だから、さほど重大な問題ではない

ほっほー、それが本当ならこの高田GM、大したものですね。球団の経営を完全に掌握しているという実感がなければ、こういうセリフは出てこないはず。
これが大言壮語でないことを、来年のシーズンで実証していただくとしましょうか。

しかし、うーむ、とするとヒルマン監督が去ってもファイターズはやっぱりホークスの強敵になる?(今年はハムに食われて三位だったもんなぁ)。困った、でも、楽しみです!

投稿: 馬場 | 2006/11/06 18:19

>nobioさん

Yeah!読みました。ありがとうございます。
小笠原やヒルマン監督の流出は、むしろGMの腕の見せ所と言いたげな感じのインタビューですね。

印象に残ったのは
「2軍はチーム総括本部で管理していて、この選手は、ここで投げさせてくれ、先発させてくれ、試合に出してくれまでを我々の感覚でやっているんです」
という発言。
そりゃ二軍スタッフはやりづらかろう、と思って名鑑を眺めると、岡本哲司監督(私はこの人の現役時代を思い出せません)をはじめ、チーム生え抜き中心の比較的若い顔触れ。指導者自体も育てているという考え方なのかもしれません。
しかし、12球団でもっとも本拠地から遠くに二軍のあるファイターズが、二軍の状況をこれほど緻密に把握しているというのも、面白いというか皮肉というか。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/11/07 08:38

高田繁退任確定的だそうですね。「『監督も代わるし、新体制に移るいいタイミング』と語った」とスポニチにありますが、まったく納得いきません。監督が代わる時こそGMの手腕が問われる時じゃないのかー。

投稿: nobio | 2007/09/24 18:54

>nobioさん
まったく同感です。後継者も含めた新体制が既定路線として存在するのなら別ですが(あるいは球団と深刻な意見の違いでも起こったか)、3年は短いですね。GMというのは、ある程度の長期間にわたって務めるのが前提の職種だと思いますが。

投稿: 念仏の鉄 | 2007/09/24 23:52

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2006年、北海道日本ハムファイターズはパ・リーグのペナントレースを制し(正確には「シーズンを一位で通過し」と言うらしい)、さらにプレーオフでソフトバンクホークスを下して完全優勝、さらに日本シリーズで名古屋かどこかのチームを4勝1敗と問題にもせず下して日本一、さらにアジアシリーズも制する完全制覇を果たした。2003年のトレイ・ヒルマン監督就任から4年、2004年の北海道移転から3年、2005年の高田繁GM就任から2年のことであった。直後にヒルマン監督はメジャー球団の監督就任を目指して渡米、結局日ハム... [続きを読む]

受信: 2007/11/20 16:47

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