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真冬にビキニはたいへん結構だったのだが。

 三角ビキニの浅尾美和が両手を腰に当てて仁王立ちしている表紙と「真冬にビキニで何が悪い!」というコピーに目を奪われてジャケ買いしたSPORTS Yeah!(No.155)を読んでいたら、後ろの方に本郷陽一編集長と玉木正之ら執筆陣の座談会があり、冒頭いきなり「今回は『スポーツ・ヤァ!』の廃刊・最終号なので…」とあったので驚いた(後で見直したら表紙の隅にも書かれていた)。

 Numberのバッタ物のようにして始まった雑誌だったが(判型も紙質も発行サイクルもほぼ同じ。今回のようなスポーツ美女特集も、スポーツイラストレイテッド水着特集の流れを汲むNumberのお家芸のひとつだ)、近年は内容が充実してきて、Numberと特集がかぶっても、こちらの方が読みごたえがあると感じることも少なくなかった。玉木正之が常駐しているだけあってNumberより理屈っぽい記事も多かった。
 何にせよ、総合スポーツ誌が消えるのは残念ではある。残念ではあるのだが、編集長が座談会で「続ける手段はあると思いますが…角川グループの分社化も影響して、その責任者一人の独断に近い決定じゃないですか」と発言したり、廃刊の辞の中で「経緯についての恨み骨髄、反省は胸にしまいます」と書いたりしているのを見ると、同じ業界にいた身としては「売れなかったんなら仕方ないんじゃないの」と鼻白む気分も湧いてくる。

 このところ、蔵書を整理・処分する必要に迫られて、埃をはたいたり拭ったりしながら地層化した雑誌の山を掘り返しているのだが、今は亡きスポーツ雑誌を目にしては、こんなのもあったなあ、と当時を思い出してばかりいる。
 記憶に新しい「VS.」や、「アスラ」「ジェイレヴ」、あるいはJリーグ開幕前後に再刊の兆しがあったが兆しどまりだった「newイレブン」。あまり知る人もいないと思うが「スポーツ・マネジメント・レビュー」というのもあった。きっと海外サッカー専門誌も、私が気付かないうちに生まれたり消えたりしているのだろう(そういえば「STAR SOCCER」は生まれたと思ったら消えてしまったな)。
 スポーツとは無関係な雑誌も含めて、面白くなってきたな、よくなってきたな、と思った矢先に消えてしまう雑誌は少なくない。「Yeah!」を特権的に語るまでもなく、同程度、あるいはもっと惜しかった雑誌はいくらでもある。雑誌というのは、波が寄せては返すように生まれては消えていく、そういう性質のものなのだろうと思う。

 Yeah!の座談会の中で、藤島大が「一誌くらい硬いスポーツ誌があってもいいはずですが…」と話し、玉木が「作りましょうか」と受けている。
 彼らは知らないのかも知れないが、野球には「野球小僧」、サッカーには「サッカー批評」という、これ以上に硬くは作れないだろうという純度の高いスポーツ雑誌がある(前者はひたすら芸談に没頭し、後者は論壇誌ふう、と対照的なのも面白い)。私はどちらも最新刊の刊行を心待ちにし、創刊から全号を読んでいる。
 「野球小僧」は不定期刊行物としてスタートし、だんだんと間隔が狭まって、今は月刊誌となっている*。と同時に「中学野球小僧」などの姉妹誌を出し、さらに「サッカー小僧」など同じ判型や手法で別のスポーツを扱う雑誌も生まれてきた。
 「サッカー批評」は季刊誌として始まり、今もそのペースを守っている。途中で創刊時の編集長が降り、しばらくは迷走していたが、今はだいぶ落ち着いてきて、新しいスタイルを見いだしつつあるようだ。

 これらの雑誌はNumberやYeah!と違ってキオスクにもコンビニにも置かれていないし、それほど多くの部数が出ているとも思えない。だが、創刊から7,8年にわたって刊行され続けている以上、版元に損をさせてはいないのだろう。そもそも、作ること自体にそれほど大きな費用がかかっているとも思えないから、赤字だとしても、そう大きな額にはならないと思う。そして、それが「野球小僧」や「サッカー批評」の強みでもあるはずだ。

 Yeah!の本郷編集長は座談会の中で、売れていなかったことをしぶしぶ認めている。「今回のワールドカップの日本惨敗で売り上げが伸びなかったのも響きましたね」とも話しているから、たぶんその時期に部数を増やして失敗したのだろう(ってことは、この編集部は日本が前回並みに勝ち進む方に賭けていたわけか)。
 投下した費用を回収できないのであれば、事業は回らない。
 雑誌を出し続けるために必要なのは「儲ける」ことよりも、「会社に損をさせない」ことだ。
 少数でも熱心な顧客層を獲得し、そこから想定される収入の範囲内で雑誌を作っている限り、事業としては安定する。「野球小僧」や「サッカー批評」は、たぶんそのようにして成り立っている。
 yeah!の座談会の参加者たちは、メッセージ性の強いスポーツ雑誌は売れない、と考えている気配があるが(違ったらすみません)、案外、「メッセージ性の強いスポーツ雑誌」の方が商売としては手堅いのかも知れない。ただし、Yeah!のように、いい紙を使い、カラーページばかりで、海外出張しまくるような作り方をしていては、それだけの費用を賄うのは難しい。プロスポーツクラブと同様、雑誌編集部も、身の丈にあった経営をしなければ持続できない。

 たぶん雑誌というものは、「ちょいワル」で売った御仁の手がけるもののようにあらかじめ豊富な広告収入を確保してふんだんに金をかけるか、「野球小僧」などのように確実な顧客を確保してそこからの収入の範囲内で作っていくか、両極に別れていくのだろうと思う。もとより従来からそういう構造はあるけれど、今後はますます、どちらかに特化していないものは作りづらくなっていくだろう。
 そして、スポーツ雑誌に関しては、高級感をふりまきながら登場した「VS.」が玉砕した以上、前者のやり方は難しそうだ。
 かといって総合スポーツ誌がNumberしかないというのでは寂しすぎる。Sportivaには、独自路線にさらに磨きをかけて頑張っていただきたい。

* 「隔月刊誌」の誤り。southkさん、ご指摘ありがとうございます。(2006.12.19)

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コメント

SPORTS Yeah!まで消えるんですか。ちょっと驚きですね…。
ただ、これはNumberもそうですけど、スポーツ総合誌と言いながらも、イメージとしてサッカー色が強いので、「あれはサッカー雑誌だ」と思う人も結構いる気がします(中身はそこまででなくても、トップにサッカーが来やすいのでそう感じるのでしょうか)。で、サッカー雑誌もどんどん創刊されてきて、乱立している気がします。インターネットの普及で雑誌自体の需要が落ちてきているにもかかわらず、どうしてだろうと思っていたのですが、スポーツ雑誌の市場を過大に見ていた人が多かったのでしょうか。

そういえば、スポーツマネジメントレビューは別の会社が再出発しています。スタッフとかほとんど何の関連性もないはずなのになぜ名前だけ同名なのかはよくわからないのですが、現在出ているものは中身はかなり充実していると思います。

投稿: アルヴァロ | 2006/12/18 15:49

こんばんわ。

SPORTS Yeah!廃刊は驚きました。
丁度Numberの紙面に重みが無くなった頃に乗り換えて、たまに購入していましたが・・・
仰られる様にこの両紙は内容が被る事が多いことから、購買層なども独自のパイを開拓するというよりは既存のパイを横取りするような形となった、それも一因なのかも知れませんね。

サッカー批評が無くなることの無い様祈っています。

投稿: hide | 2006/12/19 00:12

 「野球小僧」の刊行ペースは隔月ですね。「野球小僧」が出ない月には「中学野球小増」が出るので、半分月刊雑誌のようなことになっていますが 
 野球雑誌では、「野球小僧」とは対極、ミーハーファン御用達の「プロ野球ai」なんてのも長年頑張ってます。やっぱり、総合誌的な内容のものよりも、ニッチ狙いに振り切ったものの方が生き残りやすいのでしょう。
 「Number」に関しては、老舗定番ブランドとして確立しており、今年のWBC優勝みたいなスポーツがらみのトピックがある度、お客様のお問い合わせがぐんと増えます。(申し遅れましたが、私は本屋の店員です)普段はスポーツ雑誌など手に取らない方でも、名前くらいは知っているであろう雑誌ですので、「とりあえず、記念にNumberでも」という事になるのでしょう。他の雑誌が、その壁を破るのは…大変だろうなあ。

投稿: southk | 2006/12/19 02:45

>アルヴァロさん
>これはNumberもそうですけど、スポーツ総合誌と言いながらも、イメージとしてサッカー色が強いので、

ああいう雑誌は特集によって売り上げが乱高下するので、サッカー特集が多いのは、それがいちばん売れるからなのでしょうね。で、レッズ特集が多いのも、たぶん同じ理由でしょう(笑)。
しかし老舗Numberも決して楽ではないと思います。もう何年も前から「記事にみせかけた広告」だらけの雑誌になってますから。

>そういえば、スポーツマネジメントレビューは別の会社が再出発しています。

創刊時に案内が来たから、前の雑誌とまったく無関係ではないのでは。購読申し込みをしそびれてましたが、ネットで既刊号の目次を見ると、面白そうですね。今からでも買ってみようかな。


>hideさん
>仰られる様にこの両紙は内容が被る事が多いことから、購買層なども独自のパイを開拓するというよりは既存のパイを横取りするような形となった、それも一因なのかも知れませんね。

これについては、southkさんのコメントがお答えになってますね。「VS.」も含めて、パイはそれほど大きくはないのかも知れません。


>southkさん
>「野球小僧」の刊行ペースは隔月ですね。

失礼しました。「映画秘宝」と混同してたようです(笑)。私の愛読誌は、古くは「本の雑誌」あたりから、似たような経過をたどってきたものが多いものですから(笑)。

>やっぱり、総合誌的な内容のものよりも、ニッチ狙いに振り切ったものの方が生き残りやすいのでしょう。

その方が売れ行きは安定するのでしょうね。
ただ、「野球小僧」や「サッカー批評」は同じ読者が延々と読み続けるのだと思いますが、「プロ野球ai」の場合、登場する選手も読者もどんどん代替わりしますよね。それでも浮き沈みがないというのは考えてみれば不思議です(笑)。アイドル誌というのは、そういうものなのかな。

>普段はスポーツ雑誌など手に取らない方でも、名前くらいは知っているであろう雑誌ですので、「とりあえず、記念にNumberでも」という事になるのでしょう。他の雑誌が、その壁を破るのは…大変だろうなあ。

なるほどなあ。トップブランドの一人勝ち、寡占市場は利益逓増、というやつですね。グラビア&ノンフィクションというスタイルを採っている限り、Numberを凌駕するのは難しいという気はします。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/12/19 10:54

こんにちは。玉木さんのHPでも廃刊の話しがのっててそうなのかと思いましたがNumberについてのコメントが(コメント欄含め)ここ数年僕が思っている事を仰っていて「やっぱ…」と言う感想です。野球特集のみ買ってましたが、どの号買ってもどの選手の特集見てもたいした印象が変わらず今年はもう買ってません。
それにもましてグラビアの看板も今は全く新鮮味がありません。すんごく細かな見方から、執筆者、カメラマンと数年前からほとんど変わってない、変わらないまでも組み合わせすらおんなじ…って感じで、逆にコアなファンがいるのでしょうか?
僕も雑誌づくりのプロセスを知らなくもないので広告タイアップが増えた時点でちょっとね、と思ってましたが、行く末は総倒れって感じもしなくもないですが。

投稿: grounder | 2006/12/19 18:06

え~久々カキコです。

「プロ野球ai」ではなくて、(多分)同系列の「サッカーai」を購読しているものです。

>ミーハーファン御用達
>アイドル誌

とありますが、野球の方は手に取った事がないので違うのかもしれませんが、サッカーの方は選手のインタビューがメインで

>登場する選手も読者もどんどん代替わりしますよね

とあるように、その時旬の選手の人となりを垣間見れて、試合を見て「あまり・・・」とおもった選手にも興味が湧いたりもします。
ただ「この試合はこーだった、あーだった」というのはTVでもよくやってましすね。
こんなことを書いていたら家にもありました(思い出したw)「サッカー批評」05年の26だそうです。パラパラと見てなるほどと思ったり、う~んといったりw

個人的に、試合は自己の価値観で見るので、「専門家」さんの批評はごもっともと思っても、あまり熱心には耳を傾けないのでしょうね、自分はw(参考意見にはさせて頂くこともありますがw)


まぁ、「サッカーai」も「ミーハー誌」とはおもいますがw(同人系の女子がイラスト投稿してるしwこの辺は正直ウザイですが)選手をよく知りたいならコッチが見やすくはあるでしょうね。

ある意味両極のディープ感という気もしてきましたがw(方やストイックにサッカーの、方や選手の人間性の)

Number・SPORTS Yeah!も読んだ記憶は何となくなので割愛しますw

投稿: KTY | 2006/12/19 18:52

>>念仏の鉄様
「映画秘宝」は、私も愛読してます(笑)ただ、この雑誌も最近タイアップらしい記事が増えてきていて、ちょっぴり危惧しております。

>トップブランドの一人勝ち、寡占市場は利益逓増
書店の店頭に立っていると、このことを実感することが本当に多いです……2番手、3番手のブランドをアピールして売っていくのが、一番難しい


>>KTY様
 『ミーハー誌』という表現が気になられたのならば、本当に申し訳ないです。当方、10年前には『プロ野球ai』を毎号購読していたものです!この雑誌を卒業してしまった理由も【高津臣吾の結婚】だったりします!自分自身がバリバリのミーハーですので、所謂『ミーハー』とされてしまう事が多い、女性(が、中心なのでしょう、やはり)スポーツファン向けの媒体を、否定したり、貶めたりする意図は全くないです。
 『プロ野球ai』も、選手のインタビューや二軍の若手選手情報が本当に充実していたし、ソフトボール選手向けの技術記事もあったり、なおかつ、選手の私服公開や人気投票と言った方面の記事もぬかりない、素晴らしい雑誌でした。
 鉄様のエントリや、コメント欄のやりとりからもわかります通り、長年にわたって雑誌を刊行し続けるというのは、本当に難しいことです。こういう媒体が、10年以上に渡って存続していること、それを支えている読者が(『代替わり』しているにせよ、『固定客』がついているにせよ)一定数存在していることは、本当に素晴らしいことだと思います。「Number」みたいな横綱雑誌だけでも、『ストイック』な雑誌だけでも詰まらないですからね。

投稿: southk | 2006/12/19 22:33

>grounderさん
>玉木さんのHPでも廃刊の話しがのっててそうなのかと思いましたが

Yeah!の座談会での発言とだいたい似たような内容でした。玉木氏は、将来はスポーツがビジネスとして拡大するから雑誌も売れ行きが伸びるはずだ、と考えているようですが、こういうことを検証抜きで言えるのだろうかという疑問は残ります。
昭和50年代の日本では今よりもずっとプロ野球が多くの人々に大事に思われていたと思いますが、野球雑誌はむしろ今より少なかったですし、これからはネット情報も競争相手として考慮しなければいけないでしょうし。

>それにもましてグラビアの看板も今は全く新鮮味がありません。
同じカメラマンの名をいろんな雑誌で見ますから、たぶん文芸春秋の社員カメラマンなのでしょうね。そうなると、どうしても同じ人が毎号毎号撮り続けることになります。


>KTYさん
>southkさん

私見を述べさせていただくと、「ミーハー誌」や「アイドル誌」というのはひとつの分野であって、それ自体には、いいも悪いもないのでは。それぞれの分野の中で「できのいい雑誌」と「ろくでもない雑誌」があるだけで(笑)。
そして、お二人のコメントを読むと、「プロ野球ai」や「サッカーai」は「できのいい雑誌」なのだろうと思います。この系統には「Footival」というファッション誌ふうサッカー雑誌もありましたが、隔月刊のはずなのに6月下旬以来出ていない。これもW杯ショックのダメージが大きいのでしょうか。残念。


投稿: 念仏の鉄 | 2006/12/20 02:37

>southkさん

あまり気になさらないでいいですよ^^
これでも10年近くサッカーを見ている者として、試合について熱く語らう物だけが良いのではない。選手をクローズアップしているのも面白いはずだ!と、下に見られたとまでは思いませんが、「軽く扱わないで!」との思いでした。

考えてみれば「本バカ」(失礼!)なので本屋に勤め、ここで熱弁を振るうのでしょうしw本を(よほどでない限り)馬鹿にすることもないでしょう。蛇足と言うか、勇み足でしたか・・・・こちらこそすみませんm(__)m

>鉄さん

なんにおいても、出来の「良い物」「悪い物」があるのは事実です。
そしてそれは何で決まるかと言えば、雑誌なら売り上げ部数、TVは視聴率、スポーツはチケットの売り上げでしょうか?

極論、1000人の内物凄く目の利く10人が絶賛しても、無知な990人がダメと言えばなくなるかもしれない。良い悪いを判断するのは大変難しいです。
話は少し(かなり?)ズレますが、昔のドラマで「池袋ウエストゲートパーク」(長瀬智也主演・クドカン演出)というのがありリアルタイムでは視聴率が伸びなやんだそうですが、その後レンタルビテオで脅威の売れ行きだとか・・・・
当時見ていたコアなファンが鬼の様に借りまくったのでないかぎり「名作」が消えかけたのかもしれないのです。

最近は(昔からか?)立ち読み・回し読み、番組もビデオに録画して後で見れる。正確なデータが取れず消え行く物も増えるかもしれないですね。
野球の地上波放送も人気の低迷によりカットですし・・・・

またも長々と失礼でした


投稿: KTY | 2006/12/21 20:55

>KTYさん
>そしてそれは何で決まるかと言えば、雑誌なら売り上げ部数、TVは視聴率、スポーツはチケットの売り上げでしょうか?

雑誌においては、部数の多寡よりも、支出と収入が釣り合っているか否かによって存続できるかどうかが決まってきます(あるいは版元にとって赤字を補うだけのメリットがあるか。連載小説を単行本として刊行する収入でモトをとる、というビジネスモデルがかつてはありました)。少数でも熱心な読者がいるか、広告クライアントがつけばやっていけるということでしょう。
プロスポーツクラブ(プロでなくても)においても似たような構造が一応はあります。

そう考えると、視聴率のほかにこれといった指標のないテレビ界は特殊なのかも知れません。

>昔のドラマで「池袋ウエストゲートパーク」(長瀬智也主演・クドカン演出)というのがありリアルタイムでは視聴率が伸びなやんだそうですが、その後レンタルビテオで脅威の売れ行きだとか・・・・

あのへんが「昔のドラマ」となると、己は前世紀の遺物なのだな、としみじみと感じるわけですが(笑)。
思い起こせば「ルパン三世」も「宇宙戦艦ヤマト」も、松田優作の「探偵物語」も、本放送の際には視聴率が低く、さして話題にもならなかったと記憶しています。かの「踊る大捜査線」も、それほど視聴率は高くなかったんじゃないかな。
テレビ放送自体が多様化していく流れの中で、ドラマのビジネスモデルも変わらざるを得なくなるのでしょうね。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/12/22 13:02

池袋ウエストゲートパークを「昔のドラマ」と言われると私も正直たじろぎますが、しかし鉄さんもけっこうそういうところあるような気がするのですが。

5年前のドラマだろうとブログの2年前のエントリーだろうと40年前のヴェルベットアンダーグラウンドだろうと、いま現在アップされてる限りは私の気分としては別に古くないのですが、「見物人の論理」で1年以上前の記事を読んでコメントすると、鉄さんから「こんな大昔へようこそ(笑)」という感じのお返事を毎回いただき、たぶんそれは『こんな古い記事まで読んでくれてサンキュ』というのを照れ混じりに表明していただいているのだろう、とアタマでは想像しながら、しかしどうしても毎回『そんな昔の読むなよっ!』という明示的なリアクションのようにも感じられ、そのため、あんまり以前の投稿にコメントするのは控えるようになりました。「古さに敏感」、とでも言うのか、なんと言いますか微妙なところですが、「昔かどうかをずいぶん気にされるのだな」というように、感じます。ちょっと押し付けがましいコメントになって申し訳ないですがてきとーに読み飛ばしてください。

投稿: nobio | 2006/12/23 01:49

>鉄さん
>nobioさん

「池袋~」を「昔」と表記したのは最近何事もサイクルが早くなっているので、「ちょっと前」とするか迷いましたが、あえて「昔」とさせていただきました。そんなに意味はないです。

しかし確認すると2000年の物、つまり6年しか経ってないのですね。10年を「一昔」と言うのでせいぜい「半昔」と言ったところでしょうか?w
「踊る~」のようにコンスタントに新作をリリースしない限り一年も経てば「昔の物」扱いになるのかもしれないですね。
そういえば余談ですが、クサナギ主演の「フードファイト」は以前SPを放送して(SPなのに)引いて終わったとこまでは記憶してますが(たしか主役に妹がいるとかなんとか・・・)それっきりなきがするw(これもこれで「古い話」ですか?w)

だんだん本題とかけ離れてきましたね。申し訳ないです。

投稿: KTY | 2006/12/23 12:10

>nobioさん
うーん、そういう受け取られ方があるとは想像してませんでした。すみません。
主観的にはまさに
>『こんな古い記事まで読んでくれてサンキュ』というのを照れ混じりに表明
というくらいのことだと思うのですが、難しいものですね。気をつけねば。

念のため書いておきますが、2年前に書いた文章も昨日書いた文章も同じような形で公開され続けるのがblogというメディアの特性である以上、どのエントリへのコメントや問い合わせにも、最新のエントリ同様に対応するつもりでやってます。もちろん、書いた当時とは状況や関心、考え方等が変わっている場合もあるかとは思いますが。

>KTYさん
6年も経ってれば「昔」でいいのかも知れませんね。もはや私の感覚では10年前でも「ついこないだ」のようです。
こういう話をすればするほど、自分が歳をとったと思い知るばかりなので、適当なところで切り上げた方がよいと判ってはいるのですが(笑)。
「フードファイト」はまったく見てないので、そういうドラマがあった、という以上の知識がありません。すみません(というか「池袋ウエストゲートパーク」だって見てませんが(笑))。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/12/23 23:29

>自分が歳をとったと思い知るばかり

世の中には「自分は昔のことをよく知っとるがお前ら若いモンは何だ」、みたいに自分の歳をポジティブに自慢する人もふつうにたくさんいるんですから、鉄さんもたまにはそんなこと言ってみてはいかがでしょうか。

鉄さんが歳のことをしきりにネガティブに語られるのはなんでだろう、と、いつも不思議に思います。まあ余計なことなんですが。

投稿: nobio | 2006/12/26 13:06

>nobioさん
このblogで私がわりとよく昔話を書いているのはご存知の通りです。
私にとっては「みんな見てたよな」「誰でも知ってるよな」と思うような物事を体験していない若い方のほうが、インターネットの世界では多数派ではないかと感じることが多いので、昔の出来事を伝えることにはそれなりの意義があるだろうと思って書いているわけですが、そう思いつつも同時に、そういう振舞いはいささか恥ずかしいことだという気分も拭えずにいます。

スポーツを語る上で、ある選手、ある試合、あるプレーを実際にリアルタイムで見たか否かというのは決定的な要因であり、後から補うことはできません(その点は、本や映画や絵画などとは異なる性質です)。ですから、「(あなたたちは見てないだろうけど)私はこれを見た」と書くこと自体が、自分の絶対的な優位性を主張しているような気分がして、ちょっといやらしいなあと思うのです。

ただでさえそんな気分でいるわけですから、その上さらに

>「自分は昔のことをよく知っとるがお前ら若いモンは何だ」

などと屋上屋を架すような真似はとてもできません。


>鉄さんが歳のことをしきりにネガティブに語られるのはなんでだろう、

とおっしゃるような文章上の癖は、ひとつにはそういう羞恥心からくる韜晦なのだろうと思いますが、しかし、そんなものは読む側からすれば余分な自意識の発露かも知れませんね。
こうやって次々と指摘されると、なおさら恥ずかしくなってきます(笑)。

投稿: 念仏の鉄 | 2006/12/27 22:55

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