« 日本プロ野球選手会のWBC出場ボイコットに関する連続ツイート。 | トップページ | 次期WBC日本代表に関する雑感。 »

ロンドン五輪に関する覚え書きツイート集。

7月26日
●スペインはボール保持力では上回り、日本のペナルティエリア前までは攻め込むのだが、綺麗に崩すことにこだわって、結局シュートに行く前に潰されていた。いくら巧くても、あそこまで単調だと怖さは半減する。諸大会のアジア予選で苦戦する時の日本を見ているようだった。

●それにしても権田と徳永ががっちり守って無失点勝利は嬉しい。終盤の逃げ切りで山村投入の時には、「なぜ米本を登録しない!」と叫んでましたがw

●ま、しかし客観的に見れば昨日の試合は「再三突き放すチャンスを作りながら、とどめをさせなかったまずい試合」だな…とスペイン相手に言える幸福。

●普通に見れば強いチームなんでしょうけど、スペイン代表だと思うと、試合開始から5分くらいで「なーんだ、イニエスタもシャビもいない普通のチームじゃん」という気がしたのは確かです。選手たちはどうだったんでしょうね。 @knt_m 2.このスペイン代表にはイニエスタとシャビがいない。


8月9日
●このところ猛烈に忙しくてロンドン五輪はろくに見ていないが、圧倒的に面白かったのが柔道の松本薫。準決勝で、スタスタと歩いてフランス人選手を追い詰めていく様子は、「野生の王国」か何かで獲物を仕留めるネコ科の肉食獣を見るようだった。今の日本からでも、ああいう選手が生まれるんだなあ。

●柔道は惨敗と評価されているようだが、どの国旗の下でも結局中国人が出てくる卓球などを見ていると、発祥国がいつまでも王座を独占しているようでは、その競技が世界に普及したとは言えない気もする(ま、卓球発祥の地は中国ではないけれど)。

●柔道のナショナルチームを見ていて不思議なのは、このところずっと最重量級のスターが監督を務めていること。現在の篠原は確かコーチ経験もないまま、いきなり代表監督になったのでは。歴代の4番打者を監督に据えたがる読売巨人軍に似た伝統の澱の匂いがする。

●水泳あたりでは「メダリストを育てた指導者を重用する」方針が感じられる。「メダリストを指導者として重用する」柔道よりも合理性がある。

●訂正。篠原監督は引退後は母校の天理大で指導者をしていた。代表コーチの経験がないまま代表監督に抜擢されたという点は異例。

●@knt_m アマチュア競技では「どんなスター選手も恩師には頭が上がらない」のが普通な気もしますが、競技団体の中枢には、また別の力学があるのかも知れませんね。

●@toronei 階級の間に序列があるということですか。軽量級と重量級では技術にも違いがありそうですけどね。野球なら四番打者より二番あたりの方が監督向きに見えますが、柔道ではどうなんだろうか。

●@toronei 「柔よく剛を制するのが柔道だ」と体重別に反対していたのにね。だいたい、加納治五郎は160cmなかったと聞きます。三船十蔵十段も。
※「三船十蔵」は、「三船久蔵」の誤り

●しかし、いつからテレビの五輪中継はこんなに応援モード一色になってしまったのだろう。NHKニュースのアナウンサーまで「応援しましょう」と言うのは違和感がある。昔はもう少し冷静だった気がするが。もっとも、もっと昔は「前畑ガンバレ」だったわけだから、気のせいかも知らんけど。

●競技団体の国際感覚の欠如を批判するメディア自身も、国際感覚が欠如した報道をしているということですかね。 RT @KeigoTakeda 柔道などを見てると「日本はなぜ負けたか」という視点が圧倒的に多くて「相手がなぜ勝ったか」という分析が少ないのが気になる。

●まあ、フィギュアスケートのように同じような顔触れで何年も戦い続けている競技ならともかく、番狂わせの多いノックアウト方式の柔道のような競技では、優勝者のバックグラウンドまできちんと把握して報じるのは容易ではないとは思う。とはいえ優勝者に関する報道が、もう少し多くてもよいのでは。

●あと、水泳の鈴木聡美が「神田コーチにメダルをプレゼントできて嬉しい」みたいなことを言うのを聞いて、あの萩原智子を育てた山梨学院大の神田コーチが、とうとう「メダリストを育てた指導者」になったのか、と、ちょっとじーんと来た。地方で独自に頑張ってきた指導者が結果を出す姿はいいものだ。

●それにしても、誰もがブラッターそっちのけでテレビカメラを向いてしまうとは…こんなに軽んじられるFIFA会長ってw

※サッカー女子の表彰式での日本代表選手たちの振る舞いについての感想

●これほど強く、競技人口も多いUSAでさえ、女子サッカーリーグがまた活動停止。女子サッカーの基盤が苦しいのは日本だけでなく、たぶん世界共通の事情。しかし、決勝を見ての通り(2つの準決勝も)、これだけの素晴らしい試合ができるのだから、目の前で見ていたブラッターに、一肌脱いで貰いたい。
 
 
8月12日
●国がものすごく強化に力を入れているというわけではなくとも、これほど多くの競技に(さほど知られていない競技も含めて)世界トップクラスの選手やチームがいるというのは、なんだかんだいっても日本は豊かな国なのだと思う。

●英国のエンタテインメントといえば007とモンティパイソンとクイーンくらいしか知らないが、ロンドン五輪の開会式と閉会式を見る限り、それで十分な気がしてきた。しかし、エリック・アイドルが歌うAlways look on the bright side of lifeを聞けるとは感動。

●「選手のための五輪」を標榜して当選したロンドン五輪だけど、閉会式は「選手のための五輪」じゃなかったなあ。どっちかというと「ボランティアのための慰安パーティー」みたいな印象。豪華すぎるおまけのために非難されたNHKは、ちょっと気の毒な気もする。

●あれが文化行事だということであれば、競技会とは独立した「五輪記念コンサート」としてやればよい。閉会式の場で、選手を立ち見の観客扱いしたまま延々とコンサートをやるというのは、筋論を言えば、なんか違うという気はする。選手もみな喜んでいたのなら、それはそれでいいんだけど。
 
 
8月13日
●サッカー女子日本代表が南アフリカ戦で引き分けを狙ったことが批判されていたことを、うかつにも最近まで気づかなかった。バドミントンの馬鹿げた敗退行為の煽りを食ったというほかはない。佐々木監督の判断はサッカーでは常識だし、中2日で6連戦という日程自体が異常なのだから、自衛策もやむなし。
 

8月14日
●ところで、ロンドン五輪の間、これほど暑くて辛かったのに、この時期にオリンピックをやろうなどと東京都知事はまだ本気で考えているのか? 7・8月の東京は、野外競技の選手たちに提供する競技環境としては最低レベルだ。屋内競技の選手だって、東京に滞在するだけでコンディションを崩しかねない。

●オーバーエイジ、過密日程、少ない登録選手数。五輪はサッカーの大会としてはかなり特殊だ。たぶん他の競技でも、五輪だけの特殊な環境や規定の下で戦わなければならないケースがあるのでは。五輪が最高峰という競技の場合、本来とは違う環境下ですべてが決してしまうのは辛いだろうな。

●承前)例えばマラソンは本来、夏にやるものではないし、女子レスリングでも小原選手は自分本来の階級が削減されたことによって苦しみ抜いたと聞く。五輪は罪作りな大会でもある。

●7月下旬にあったソフトボール世界選手権で女子日本代表が42年ぶりに優勝したことをマスコミが報じない、五輪から外れた競技に冷たいと批判する声がある。ごもっともではあるのだが、そんな時期に世界選手権を開催する競技団体のセンスに、より大きな問題があるんじゃないかとも思う。

●@toronei 冬季競技に顕著ですが、毎シーズン、W杯を転戦して積み上げた結果によって年間チャンピオンが決まるのに、世間では4年に1度の五輪の金メダリストの方が通りがよかったりする。五輪は、競技の外側の世の中一般に対するショーケースという意味合いが強いのでしょう。
 

8月17日
●五輪の競技直後やテレビ出演でのインタビュー等を見ていると、言葉によるメッセージ発信力は、競技別に見ると水泳選手が突出して優れており、柔道選手が突出して劣っているという印象が残る(プロとして訓練と経験を積んでいるサッカー選手は別として)。それぞれの育成過程と関連がありそうに思う。

●「彼女たちは日本のサッカー史上初めて、日本人以外の人たちの心を揺り動かすことに成功した」Numberロンドン五輪臨増p.29の金子達仁。相変わらず適当なことを書いている。99年ワールドユースで本山雅志のドリブルがどれほど地元のナイジェリア人たちを熱狂させたか、忘れてしまったのか。

●もうひとつ。「岩渕真奈は、決勝戦の83分にあった場面を、絶対に忘れないでほしい」。笑顔で一杯の表彰台で、ただひとり不機嫌な表情を崩さなかった岩渕に対して、わざわざこんなことを書く野暮さ加減には恐れ入る。こんなレトリックだけの空疎な文章を、金を払って読まされるのは腹立たしい。

●テレビで見ているだけでも、日本代表のアウェー戦のスタンドで日本を応援している外国人の姿を見かけることは珍しくない。私がワールドカップのテレビ中継で見ただけのルーマニアやナイジェリアに心を動かされたりしていたように、日本の試合に心を動かされた外国人がいても不思議はない。

|

« 日本プロ野球選手会のWBC出場ボイコットに関する連続ツイート。 | トップページ | 次期WBC日本代表に関する雑感。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50507/55446867

この記事へのトラックバック一覧です: ロンドン五輪に関する覚え書きツイート集。:

« 日本プロ野球選手会のWBC出場ボイコットに関する連続ツイート。 | トップページ | 次期WBC日本代表に関する雑感。 »