コンフェデレーションズカップ2013に関するツイート集。
●6月5日(冒頭はツイッター上での「ニワカ批判」に関して)
@toronei 控えめに見てもドーハ以来20年の日本のサッカー好きの歴史の上に今の「日本代表サポ」がいるのであって、今のJリーグサポと肌合いが違うのが事実だとしても、それを理由に両者を峻別することに意味があるとは思えません。まして若い衆を蔑視することに何の意義があるのやら。
ブラジル行きを決めて、もう予選仕様の試合をする必要がなくなり、コンフェデで比較的長い活動期間が得られた今こそ、ザッケローニがどんなチームでW杯に臨みたいのかが見えてくるんじゃないかと期待している。新戦力を試すにもよい時期だし、試合後のインタビューでもそれを仄めかしていたような。
昨夜からTL上で「渋谷駅前の代表サポなんざニワカだ」的な言説をめぐっていろんな意見を見かけるが、武藤さんみたいな人にフォローされていると知りながら他人をニワカ呼ばわりする度胸は私にはない。せいぜい広島でアジアカップ優勝した頃からの駆け出し見物人ですから。
まあ、スクランブル交差点的な騒ぎは自分の好みとは違うし、若い頃でも加担はしなかったと思うけど、別に批判しようとは思わない。ああいう人たちの数%でもJリーグを見に来てくれるといいなと思うだけだ。97年のジョホールバルの試合後に中田ヒデが言ってた通り、昔々からの課題なのだから。
@augustoparty 「サポーターかくあるべし」と高い理想を掲げて自分や仲間がそれを目指すのは結構だと思うんですが、他人がそれを共有しないからといって蔑んでいても、あまりいいことはないですね。スポーツファンに限らず、いろんな分野でありそうな現象ではありますが。
今朝のワイドショーで見た、昨夜の埼玉スタジアム外でのレポート風景。後半45分ごろに駅に向かっていたカップル。レポーター「なぜ帰るの?」男「負けるとこ見たくないから」レ「でも追いつきましたよ」男「え…」女「やったー!!!」ここで喜べる女子すげー。いろんな意味でかなわないと思った。
<カタール経由でブラジルに乗り込んだとすれば時差調整も終わらないし、猛暑のカタールでのトレーニングの疲れを取ることもできない。カタールにはサブ組を送り込んで、主力組はオーストラリア戦の後、直接ブラジルに入るべきだろう>と後藤健生氏。 http://www.jsports.co.jp/press/article/2013052707350402.html…
この説でいけば、カタール戦は新戦力のテスト、ブラジル戦に現状のベストメンバーで臨み、イタリア戦から融合をはかる、という線が考えられる。さてどうなることやら。メンバー発表が楽しみだ。 @higeito
※「カタール戦」は「カタールでのイラク戦」の誤り。toronei氏ご指摘の通り。
とか言ってたら、まったくこれまで通りのメンバーだった…。佐藤寿人と豊田くらいは呼んで欲しかったが。/イラク戦&コンフェデ杯メンバー決定、駒野ら3選手が外れる(ゲキサカ) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130605-1119843-gekisaka-socc…
●6月16日(ブラジル戦に0-3で敗退後)
数十センチの間合いの差が、ブラジル相手だと致命傷になってしまうということをまざまざと思い知らされたコンフェデ初戦。ブラジルの守備も強かった。ボール扱いの巧さが他国とやる時の日本の長所だけど、そこで上回る相手とどう闘うかが問題。メキシコ戦でひとつの答えを出してほしい。
あと、全体に動きが重く見えたのは、カタールからブラジルと短期間に長距離移動を繰り返した影響がなかったか。試合序盤の日本選手は、ブラジルと比べると異様なほど汗をかいていた。ユニホームの材質のせいもあるかも知れないけど、コンディション万全だったのかなという疑念は残る。
●6月20日(イタリア戦3-4で敗退直後)
あー悔しい。悔しすぎる。残り1年、最大の課題は守備の立て直しだなあ。攻撃陣は欧州に渡って順調に「個」を強化しているのを実感できたが、守備陣は唯一のプレミアDFがアレでは…。
先制点を取っても当たり前のような表情だった選手たち、イタリアが本気でボールを奪いにきてもボールを回していなしていた前半。成長を実感できる場面はたくさんあった。それだけに、勝利という結果を掴みたかった。残念な、本当に残念な敗戦。
サッカー専門誌でもブラジル相手の敗戦の後で「世界との差」みたいな表現をしてたけど、そろそろこういうざっくりした考え方は卒業しませんか。ブラジルともイタリアとも差はあるけれど、それぞれの差のありようは違う。「世界」じゃなくて個々の国との個別具体的な差を埋める段階に来たんじゃないか。
こっちが成長して、近づいたかと思ったら、さらにそれを上回る切り札が出て来る。絶望的な気分になりそうだが、こちらが相手を追いつめるだけの力をつけたから、それを引き出せたのだ、とも言える。そうやってひとつひとつ近づいて行くしかないのだろう。成長曲線は逓減するものだ。
あれ、試合後の選手インタビュー、全然見てないんですか? あんなに悔しそうな彼らの表情を私は見たことがないんですが。別の試合を見てたのかな、セルジオさんとは。 @sergio_echigo 監督も選手も満足感でいっぱいだろうね。
何も進歩していないのは、代表チームやファンやメディアではなく、20年くらい同じことを言い続けて恥じる様子もない一部のライターや評論家だと思う。あ、あと、そういう人たちを起用しつづけてる一部メディアもね。
それにしてもNHKはなぜ中田英寿をあんなにありがたがるのだろう?私の感覚では、彼とサッカー界との距離は、野球でいえば板東英二か新庄剛志くらい遠いのだが。
質の高いサッカー中継を見たいから、民放地上波と中継が重なった時にはBS1を選ぶのですが、あのイタリア語同時通訳と中田英寿さんのゲスト出演が続くのなら、メキシコ戦はフジテレビで見ることにします。#NHK_soccer
@hamagodzilla @sergio_echigo PKで先制した時の喜ばなさ加減も、一昔前には考えられないものでした。正直、選手たちは20年前からの成長を喜んでる私なんぞよりも、はるかに先にいて、もっと先を見ているのだと思います。
一度身に付けたら20年くらい通用する美味しい手法です。毎週スタジアムに通う必要もありません。 @augustoparty 俺も売文家として大成するためには、こういう試合の後に監督、選手を叱責できる上から目線メンタリティを磨かねばならん。
ブラジルの観客が日本とイタリアの試合であれだけ湧いていたことにも感慨を覚えた。現地観戦の方たちのツイートを見てると日本が応援されてたようだし。もちろんグループリーグの推移からしてイタリアを叩きたい利害関係もあっただろうけど、今日の日本代表のプレーにも喜んでいたようだ。
@turipfete カズが留学した頃のブラジルでは「ジャポネーゼ」といえば「サッカーが下手な奴」の代名詞だったそうですから、そこから25年かそこらでここまで来たのか、という感慨はありますね。
それにしてもDF。攻撃陣では「柿谷を呼べ」とか「寿人を呼べ」とか「豊田を呼べ」とか、いろんな代案が頭に浮かぶのだが、守備ではせいぜい「米本を呼べ」くらいしか思いつかない。ワールドクラスの人材がいない中で、どう整備するか。守備の国から来た監督の真価が問われる分野ではある。
@May375 欧州での過去の実績は今の代表のレベルでは普通だし、解説の内容が卓越しているわけでもない。マーケティング的にも賞味期限は過ぎた感があるし(そもそもNHKのBSでマーケティングを意識してどうする)。単なるゲスト解説ならともかく、別格扱いするのは不思議です。
@hamagodzilla 我々にとっての到達点が、彼らにとっては出発点ということなのでしょうね。もちろん、その積み重ねによって日本サッカーは右肩上がりに進んできたわけで、裾野の方から目撃してこられた幸福を、今日のような試合を見ると実感します。
卒業といえば、「惜敗」とか「善戦」という表現や概念も、そろそろ卒業すべきなのだろう(新聞やテレビは今朝の試合に対しても使っているけれど)。ブラジルやスペインの代表には、誰もそんな言葉は使わない。もちろん、選手たちが一足先に卒業していることは今朝のインタビューに見た通り。
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コメント
> なぜ中田英寿をあんなにありがたがるのだろう?
> 中田英寿さんのゲスト出演が続くのなら、メキシコ戦はフジテレビで...
> ...ならともかく、別格扱いするのは不思議です。
なであそこまで中田英寿が過剰に礼賛され神格化されたのか、ジャーナリズムもアカデミズムも踏み込んで分析・批評しない。
むしろ神格化に加担する例が多い。
それは、いくつかの巡り合わせのよさとイメージが実際のプレーの評価よりも重視される。
有元健も、英国の社会学者のベッカム研究を応用しただけで読むとおかしな箇所がある。
本田圭佑が、二代目中田英寿になっている現状を見ると未だにこの手法が有効なようである。
投稿: 山我山今 | 2013/08/24 00:50