五輪追加競技の3候補に関するツイート集。
今更ですが、これも記録ということで。
●5月25日
ブラジルでの最後の1競技を決めるIOC理事会が近づいて、どこが残るか的な報道が増えてきたが、率直に言って、レスリングと争うのでは、他の競技は分が悪いと思う。五輪の歴史におけるレスリングの存在感は群を抜いている。理事たちもレスリングを落として「しまった」と思ってるだろうし。
もともと野球は、大抵の都市に競技場がないという大きなハンディキャップを背負っている。五輪のスリム化がテーマの昨今、仮設球場を作ってくれる奇特な都市も少なかろう。今後は、野球が盛んな国で五輪が開催される時に臨時で種目に加われればいい方、という感じじゃなかろうか。
●5月30日
野球・ソフトボールが最終候補に残ったと言われても、嬉しさよりも懸念しか湧いて来ない。ここまでIOCに振り回されたあげくに落とされたら、野球界には何が残るのか。2015年から始めるというIBAFプレミア12を、五輪競技を目指して7回制で試行、みたいなことになるのだろうか。
IBAFにとっての女子野球の位置づけも釈然としない。ワールドカップがあって日本は3連覇しているというのに、五輪競技でソフトボールを野球の女子部門として扱うとなると、仮に採択されても五輪から女子野球は排除される(男子のソフトボールも然り)。それも変な話。
IOCは各競技団体に、五輪の都合に合わせた改革を強要しているが、そもそもIOCにそんな権限があるのか、IOCにこそ改革が必要ではないか、ということはもっと問題視されてよい。そもそもレスリングほどの大きな競技団体から委員が選出されていないこと自体がおかしいだろう。
(以下2件はクリケットに関するaugustpartyさんとのやりとりから)
@augustoparty なるほど。IOC側は関心があるが、競技側にその気がない、ということのようですね。自前でやっていける競技は五輪に頼らなくてもよさそうなものですが、テニスやゴルフの動きを見ていると、やはり何かしらの魅力なりメリットなりがあるのでしょうね。
@augustoparty で、「出ない自由」の話に戻しますが、五輪に深く関わった競技にとっては結局はIOCとのパワーゲーム、というのはご指摘通りだと思います。ただ、彼らが掲げる高邁な理想からして、そんなゲームは見たくない、ということは、観客の立場としては言っておきたい。
3競技が残った要因に関する報道をみていると、いかにIOCの言うことを聞いて組織を変え、競技方式やルールを変えたか、ということばかり。まるでIOCが忠誠心を競わせているかのようで、傍目にあまり気分のよいものではない。しかも、そこまでやらせておいて結局2つは落とすのだから。
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