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今更ながらソチ五輪に関するツイート集。

 まったくもって何を今更、という感じですが、個人的備忘録なので。補足が必要そうなところは後で書き足します。

●2/11

スキー界とスノボ界がしっくりいってないのは、世界的な傾向だったのか。サマランチの負の遺産がいまだに残っている、というべきか。/<ソチ五輪>スノーボードの新種目に不満殺到(THE PAGE) http://sochi.headlines.yahoo.co.jp/sochi/hl?a=2010211-00000002-wordleafs-spo…
posted at 16:38:56

練習で何人もケガを負い、有力選手が危険だからと棄権する。そんなコースで強行しているという時点でこの五輪は成功とは言えない。/金メダリストも欠場 スノーボード・スロープスタイルが怖すぎる (動画) http://huff.to/1fUNk5a @HuffPostJapanさんから
posted at 18:08:57

ソチ五輪の開幕前に上村愛子関係の回顧映像を山ほど見たが、モーグル競技におけるエアの技の発達ぶりに驚く。長野五輪でのコサックとかヘリコプターとかって、今見ると牧歌的だ。その後、回転やひねりが加わって技が高度化した分、選手のリスクも高まっているはず。
posted at 18:16:55

承前)冬季五輪の種目のほとんどに、一歩間違えば命を失うか重篤な後遺症を追いかけないリスクが伴っている。4年ごとに見る種目の変更や追加は、そのリスクを増大させる方向に進んでいるように感じる。
posted at 18:18:35

※<追いかけない>は<負いかねない>の誤り。

RTしたダバディ氏の意見自体は正論。ただ、フランスのテレビ局もたぶんフランスが弱い競技はあまり扱ってないと思う。近代オリンピック自体がフランス人が創設した大会なので、フランス人は「五輪の主流」と「自国民の好み」にあまりギャップを感じないで済むのかもしれない、と想像してみる。
posted at 18:25:18

80年代に大学生だった私は「日本ではこれほどスキーが盛んなのに、どうして競技力の向上につながらないのだろう」と不思議に思っていたのだが、競技力が向上する前に裾野の方が狭まってしまったようだ。レジャーと競技は別物だとしても、競技をスポンサードする産業の衰退という意味では打撃かも。
posted at 19:02:12

●2/12

高梨沙羅は残念だった。たった一度の試合でメダルを逃しただけで、W杯での圧倒的な実績が霞んだように見えてしまうのはオリンピックの嫌なところだ。ただ、女子ジャンプ全体としては、誰が勝った負けた以前に、無事に競技を終え、五輪種目にふさわしい競技であると示せたこと自体が勝利だと思う。
posted at 09:09:00

これを読む限り、IOCも国際スキー連盟もひどい組織だ。今大会でのいろんな出来事が腑に落ちる秀逸な記事。これもオリンピックの現実。/五輪との共存、スノーボーダーが抱えるジレンマ  :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/1l8hHH8
posted at 09:18:21

カーリング女子ってトリノ五輪の頃には、いかつい西洋人のおばさんに、ちっちゃな日本女子がけなげに挑んでいたのに、8年経ったら、相手は美少女で、こっちは子持ちのベテランになっている。こっちの事情はいいとして、他国の若年化の理由は気になる。アスリート化が進んでいるとか?
posted at 21:00:15

●2/18

ソチ五輪でノルディック勢の活躍が目立つ。長野五輪の時は地元開催に向けて各競技とも長期間、お金をかけて強化したそうだが、その後は景気も低迷し、実業団チームの廃部が相次いだ。そんな環境下でこれほどの成果を出したのは、長野以上の偉業と言えるかも。
posted at 11:11:44

今朝の「モーニングバード」に出演してジャンプ団体を解説した船木和喜が、終わり際に「長野の後、大会に観客が大勢来てくれたが(強化につながらずに)減ってしまった。それは国や連盟の責任。今度は同じ失敗を繰り返さないでほしい」とさらりと言ったのに驚いた。現場の危機感はすごい。
posted at 11:19:46

●2/21

フィギュア女子フリーは見応えがあった。これほど上位陣が次から次へと“やりきった”感のある演技を見せてくれるとは。次から次へとミスする「負の連鎖反応」は(男子フリーのように)時々あるけれど、この「正の連鎖反応」を生んだのは、真っ先に“やりきった”演技を見せた浅田だったのかも。
posted at 04:17:16

承前)新鋭たちは4分の間にも成長する伸び盛りの勢いを見せ、ベテランたちは集大成を見せようという気持ちがほとばしり、その中でキム・ヨナだけは、綺麗にまとまった演技だったけれど強い気持ちが感じ取れず、それがもしかすると逆転を許した要因のひとつだったのかも。単なる素人の印象ですが。
posted at 04:22:36

承前)出遅れた実力者が先に滑って一気に高得点を挙げたりすると、普通は後から滑る上位陣にプレッシャーを与えるのだろうけれど、かえって皆に勇気を与えてしまうあたりが、浅田真央という人のキャラクターなのかも、と思ったり。
posted at 04:27:42

承前)ともあれ浅田真央のフリーは素晴らしかった。氷の上に立った表情からも強い気持ちがうかがえたし、演技が始まってからはただただ涙をぼろぼろこぼしながら見守るしかなかった(昼間の職場とかでなくてよかったよ)。このフィギュア史に残る映像の実況がポエムでなく鳥海アナで本当によかった。
posted at 04:33:01

で、メダル争いとは無縁だったけど、カナダのオズモンド、フランスのメイテら、それぞれに魅力あるスケートだった。難しい二国間関係の中で出場したグルジアのゲデバニシビリの滑りにも感慨深いものが。フィギュアは勝負を棚上げしてそれぞれの演技を観賞できるのが他の競技にない楽しみ。
posted at 04:52:44

Mao Asadaで検索をかけると、世界中のフィギュアの著名スケーターたちが浅田のSPの失敗を悲しんだり励ましたり、フリーの演技を絶賛したり。ファンだけでなく、スケーターたちの間でも、とても愛されていたことがよくわかる。
posted at 05:17:31

毎日新聞の主催講演でメディアが大勢取材に来てると知っていながら失言の嵐。彼が組織委員長として海外に出た時に何が起こるかと考えるだけで恐ろしい。/荻上チキ・Session-22森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/02/ost-259.html…
posted at 09:40:02

@falsapartenza 「みんながいい演技できますように」という願いの通りになりましたね。誰かが凄い演技をしたオリンピックは何度もありましたが、こんなに大勢が競技人生のハイライトになりそうな演技をしたオリンピックって、ちょっと記憶にありません。いいものを見た一夜でした。
posted at 10:02:00

それにしてもNHKの「全力応援!」ってCMみたいなのに登場していた選手は、浅田といい高梨といいアイスホッケー代表といい、女子はことごとくよい成績にならなかった印象があるのは気のせいか?誰かメダル取った選手も出てたっけか。
posted at 10:18:14

RTしたダバディ氏の意見、感覚的には同意する面もあるのだが、「エレガンス」「オーラ」をどう数値化するのかという難題はフィギュアスケートにとっては永遠の課題。採点方法も、手直ししながら今がある。「今」の情勢を見極めて、高い点を得られる演技を組み立てる戦略も含めての競技ということ。
posted at 10:28:17

森喜朗氏の例の講演の一部。<なぜ日本はこんな時間になるかというと、(中略)(巨額の放映権料を払う海外の)放送局が一番自分の国に、一番いいゴールデンアワーのときに放送を流すということになるんですね。>。他人事みたいに言ってないで、2020年大会ではそんな事態を阻止してもらいたい。
posted at 10:37:02

森喜朗氏の講演について、全文を読めば問題ない、というツイートを散見するが、リード姉弟を日本に帰化させた(もともと米在住だが日本国籍)とか、葛西が負けて当たり前という気持ちでやっているとか、スノボが自由奔放だから各競技団体のやり方が正しいのかどうかとか、細部がアバウトすぎて困る。
posted at 10:44:14

承前)組織委員長として高齢すぎると言われる話の流れで<ロンドンオリンピックの時に、組織をやった人がジョン・コーツと言って、金メダルをとったかつての陸上の選手だったそうなんですが、>とあるが、これはセバスチャン・コーと混同してるんじゃないだろうか。
posted at 10:45:40

承前)<ヨーロッパの人たちは半そでのTシャツですよ。プールで泳いでるくらいですから。あったかい。><ソチは暖かくて綺麗で美しく過ごしやすかった。そういう状況の中で選手たちは思い切ってスポーツやれた> 暖かすぎて困った選手も大勢いたと思うのだが。これは冬季五輪ですぞ?
posted at 10:51:50

承前)<マスコミというのは、そこのところだけ取るんですよ。前後の話は何にも書かないでね。><だけど政治家じゃなきゃいいんだよな。何しゃべっても。政治家だとまあ色々なこと言われるんですが。>あなた、組織委員長ですが。ある意味で政治家よりも公的な立場なんだけど。
posted at 10:53:36

承前)とまあ、揚げ足をとってくれといわんばかりの不適切な発言の連続。これを全部読んだ上で、「全文読めば問題ない」「一部を切り取って批判してる」と判断する理路がよくわからない。身内感覚であけすけに何でも喋ることで支持を得て来た政治家なのだろうけど、今の立場でその手法はまずいですよ。
posted at 10:56:07

@falsapartenza 今回はJSPORTSで全米とか全欧とかカナダとかの選手権でちょっと(女子だけ)予習してからオリンピックを見たので、海外の選手も誰も彼もみな愛おしい気分で見てました。メダルと関係ない位置でも、素敵な演技がたくさん見られるのがフィギュアの魅力ですね。
posted at 11:01:09

@yusuketsuiki まあ、森さんがこういう人だというのはわかりきったことなので、組織委員長に彼が選ばれてしまう背景の方が問題ですし、そこを考えるともっと暗澹たる気分になります。確か、財界人に頼んだけど全部断られたので森さんにお鉢が回って来た、という流れでした。
posted at 11:07:14

@falsapartenza マルケイのようなベテランがキャリアの中でも最高級の演技をする姿は、本当に見ている方も嬉しくなりますね。元帥には次に頑張ってもらうということで。彼女は不満そうな顔も魅惑的です(笑)。
posted at 11:10:24

採点競技を印象評価と一致させるためには、例えば全部の競技が終わった後で審査員が協議して順位を決める、という手もある。芸術分野の賞は大抵この方法。滑走順の早い選手が不利になる傾向などは防げる。でも、全部終わって何時間も経ってから結果発表、というのが五輪で許容されるかどうか。
posted at 11:16:45

承前)1人の演技や滑走、ジャンプが終わるごとに点数を順位を出すのが絶対的な前提なのであれば、やはり最初の選手と最後の選手をまったく同じ基準で採点することは、どれほど近づく努力をしても限界はあると思う。採点を後から修正できない、というのも公平性を担保するための大前提だし。
posted at 11:18:56

●2/22

前に書いた「モーニングバード」での船木選手の発言、念のため録画を見直してみた。正確には以下の通り。「長野オリンピックの後、お客さんが増えて、子供たちもすごい増えたんですよ。でもその後、選手たちは頑張って努力をずっと続けてたんですけども…」
posted at 20:47:00

承前)「やっぱり低迷していくにつれて、その数が少なくなってしまったんです。今回メダルを取ったことによって、またお客さんが来てくれるはずなんですよ。選手は技術を磨くのは当たり前で努力しているんですが、やっぱりそのお客さんを手放してしまったのは…」
posted at 20:48:05

承前)「国だったり連盟だったりの責任だと思うので、二度と同じ失敗を繰り返してもらいたくないんです」。重要な問題提起だったのに司会者もコメンテーター陣も拾わずに、「それにしても葛西さんは素晴らしいですね」的な話題に戻ってしまったのは、なんだかなあという感じ。
posted at 20:51:01

為末さんには、こういう粗雑な仕事をして欲しくないなあ。「少ない」というそもそもの前提を確かめることから始めるのが科学的な姿勢では?/[為末大]ソチ五輪“競技を分析した記事”が少ない理由〜分析とドラマとマスメディア[連載19]為末大学 http://japan-indepth.jp/?p=3412
posted at 21:37:41

承前)新聞にも分析的な記事はなくもないが、元選手による解説コラムなどはネットに出さない社が多いようなので、ネットでだけ新聞記事を見る人には分析が少ないという印象が形成されるかも知れない。為末さんがどうかは知らないが。ま、「情緒的な記事が多い」という見出しなら特に異論はないのだが。
posted at 21:55:11

承前)あと、NYタイムスに優れた分析が多いのは確かだが、世界トップレベルの1紙だけと比べて「日本のメディアは」と語るのは乱暴。米の他紙、欧州の主要紙はどうなのか。実は他も日本と似たり寄ったりで、NYタイムスだけが突出して分析記事が多い、という可能性もある。
posted at 21:59:06

承前)このへんは昔からよくいる「欧米では」論にも似たところがある。「欧米では」論者たちが実際に接してきた「欧米」は社会の上澄みのごく一部だけで、そこと日本全体を比較して「だから日本はダメだ」とか言ってると思われる場合がある。比較するなら対象はきちんと選ぼう、という単純な話。
posted at 22:03:45

●2/23

エキシビジョンの滑りを見ていて、浅田真央は最後まで、おしゃまで可愛くてちょっと儚げな“真央ちゃん”のままだったな、としみじみ思った。どんなに実績を重ねても、観る者に「自分がついていて支えてあげなくては」と思わせるようなところがあって、それも彼女の大きな魅力だったのだろう。
posted at 08:34:49

承前)10代で全国区になった荒川静香や安藤美姫が、その後、年齢とともに成長して雰囲気を変えていったのと比べると、浅田真央の印象は14歳の頃とほとんど変わらない。23歳になった女性に「おしゃま」もないものだが、しかし彼女に限っては、そんな形容が似合ってしまう。
posted at 08:49:52

承前)フィギュアスケートの歴代メダリストを思い浮かべても、他国のトップクラスの選手は大抵、力強く、アグレッシブで、自信に満ちている。羽生もそうだが、儚げでfragileなままトップに立つ選手は、日本以外では珍しい。そのへんが「カワイイ」ものを好む日本人の感性なのかな、と思ったり。
posted at 09:02:08

録画してあったNHK BS-1の「BS世界のドキュメンタリー/ソチオリンピックへの道」を見て驚愕した。我々が涙した競技会場建設等のために家を追い出された人が大勢いる。五輪利権での官僚の腐敗もすごい。3/4の午後6時から再放送、必見です。http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumbe/detail/140127.html…
posted at 09:13:42

●2/24

ソチ五輪の閉会式は、朝になって録画をちらちら見た程度だが、開催国の国家元首がこんなに画面に映り続ける閉会式中継は記憶にない。五輪は国でなく都市が開催するものだったはずだが、ソチ五輪に限っては誘致から本番まで終始プーチンの大会だったようで。
posted at 12:15:36

●2/25

しかし、夏季五輪では、伝統あるレスリングまで外そうかというくらい無理矢理種目を絞っているのに、冬季五輪では、開かれるたびに知らない種目が増えているのが解せない。
posted at 12:02:42

ソチ五輪では久しぶりに雪上の競技で多くのメダルを獲得した。ただ、国内では施設も大会も少ない競技が多いようで、フィギュアのように五輪効果で裾野が広がり競技力向上につながるかというと、どうなのだろう。海外遠征しないと力がつかない、という環境下では、結局は強化費次第ということになる。
posted at 12:09:50

@ushios1 そればっかりじゃ困るけど、そういう発想と動きもなくては困るし、それだけで「メダルや勝利でしか測れない」と決めつけてよいものでしょうか。冬季五輪を見てると、特に野外競技では、結局は海外遠征に選手を何人送り出せるかが、強化において決定的であるように思われます。
posted at 12:21:36

@Mahal ハーフパイプでスキーもやる、というのはまさにそういうケースなのでしょうね。スノーボードはアメリカでプロ競技として盛んなスポーツですから、スノボの種目が増えるのはアメリカのテレビ局の意向、という可能性もあるかと思います。
posted at 12:32:58

朝日新聞の潮記者が、JOCが競技団体に「予算がいくらあればメダルを取れるのか計画を立てて」と求めたことに憤っている。しかし、国からの強化費を競技団体に配分するのもJOCの重要な機能のひとつ。各団体の計画と予算もなしに交付金額を決めたら大問題だ。彼は何を憤っているのだろうか。
posted at 13:06:57

●2/26

こないだ見たドキュメンタリー番組によると、ソチの中心部は亜熱帯気候なのだそうな。山間部にはもともとスキー場があったから、五輪会場全体が、というわけではないにせよ、驚きだ。/ソチが大丈夫なら熱海でも開催できる http://www.nikkansports.com/sochi2014/colun/ogishima/news/f-sochi-tp0-20140225-1262658.html… #ソチ五輪
posted at 00:11:27

@ushios1 一過性で終わってほしくないのは同感です。強化と普及は車の両輪、どちらが欠けてもその競技の(あるいはスポーツ全体の)将来が危うくなるのだと思います。
posted at 22:17:52

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